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【日本株週間見通し】押し目買い意欲は強く2万円への意識

 投資情報会社・フィスコ(担当・村瀬智一氏)が、株式市場の5月8日~5月12日の動きを振り返りつつ、5月15日~5月18日の相場見通しを解説する。

 * * *
 先週の日経平均は上昇。5日の米国市場では雇用統計の結果を受けてNYダウは反発。終値では3月3日以来、2ヶ月ぶりに21000ドルを回復。また、フランス大統領選の決選投票は、欧州連合(EU)の強化を訴える中道系独立候補のマクロン氏が勝利した。予想通りの結果ではあるが、EU安定への期待から評価材料となり、連休明けの日経平均は400円超の上昇から始まった。その後は決算ピークの中でこう着感が強まったものの、先高観が強いなかで高値圏での推移が続くなど、下値の堅さが意識された。

 今週はメガバンク等の決算が控えているものの、概ね決算がピークを通過したことから、業績を再評価する相場展開が意識されそうである。日経平均は高値圏でのもち合いによって日柄調整をみせている。下値の堅さから押し目買い意欲は強く、改めて節目の2万円への意識が高まりそうである。

 物色は決算再評価のほか、14-15日に中国で一帯一路サミットが開催されることから、中国関連やインフラ関連辺りも関心が集まりそうである。その他、足元でビットコインが強い相場をみせるなか、ブロックチェーン関連のテーマ物色が強まりやすいだろう。

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