多維新聞網は黒田東彦日銀総裁も5月2日、横浜市内で開かれた国際会議で講演し、中国が日本や米国に対抗する形で設立を主導したアジアインフラ投資銀行(AIIB)の加盟国が増えてきたことについて「いいことだ」と述べ、歓迎する考えを示したこと報じた。これに加え、鳩山氏の中国に好意的な姿勢もあってか、日本のAIIB加盟の可能性は大きいとする記事を掲載した。
同網はAIIBの加盟国は3月時点で70カ国・地域に拡大したのに対し、アジア開発銀行(ADB)の67カ国・地域を上回っているほか、先進7カ国(G7)で参加を見送っているのは日米だけで、中国の国際社会での影響力拡大が顕著になってきたとも伝えている。
しかし、これについて、ネット上では「AIIBは発足したばかりで実績がない。資金のほとんどは中国が負担している。他の国は中国の資金をあてにしているだけ」などとの辛辣な批判も出ている。