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2017.06.11 07:00  週刊ポスト

角居勝彦調教師 進化する種牡馬と血統の面白さ

角居勝彦調教師が血統について語る

 春のGIシリーズも一区切り。競馬場に夏の気配が漂うこの時期は2歳新馬戦の季節だ。数々の名馬を世に送り出した調教師・角居勝彦氏による週刊ポストでの連載「競馬はもっともっと面白い 感性の法則」から、進化する種牡馬について解説する。

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 今年も多くの新種牡馬の子がデビューします。なかでもオルフェーヴルとロードカナロアは、ターフで圧倒的な強さを見せた名馬。産駒がどんな競馬を見せてくれるのか楽しみでなりません。

 角居厩舎の馬ではヴィクトワールピサやカネヒキリの子がすでにデビューしていますが、他の厩舎から出てきてもうれしいものです。なにか自分の子供のようなイメージがありますね。同時についこの間まで競馬場で走っていた馬の子供たちが競馬場でレースをすると思うと、本当に月日が過ぎるのが早く、いつのまにか歳をとってしまっていることを感じます。

 競馬はブラッドスポーツといわれます。距離適性、芝向きかダート向きか、早熟なのか晩成なのかなどなど、馬の特徴に血統背景が色濃く顕われます。

 調教師にとっては、それが若駒育成の参考になるわけです。しかし私は「この血統の馬は、こうつくる」という決めつけをしたくない。好みの血統もありません。馬の能力の多様性を狭めたくない、という意識もありますが、決められた路線を進むのが面白くないからです。

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