「メイクした方がリラックスするならして、すっぴんの方が自分らしくいられると心が安らぐならそれでいいと思うんですよね。おしゃれもそう。人それぞれ心の安定が得られることをしていればいいと思うんです。私は化粧すると自分に自信が持てるんです。友人と会った時、仕事の時、コンビニで買い物する時。すっぴんだとなんとなく『すみません…』ってなるけど、お化粧してる時って、堂々と買い物できたりする。パフォーマンスが化粧によって左右されるのって、女性のあるあるじゃないでしょうか」(犬山さん)
犬山さんのお姑さんは非常に寛大だというが、ママ友のなかには、“姑世代”のプレッシャーに悩む人も。
「バスや電車ですれ違った年配の女性に『そんな小さい子がいるのにちゃらちゃらした格好をして!』と文句を言われたりするそうです。まじめな人ほど、そういう周りの声を気にしちゃうんですよね。でも、見方を変えれば、上の世代のかたは世の中の意見にすごく厳しく縛られてたんだなって思います。それに比べたら今は自由な社会ってことですよ。ツイッターで同じ年齢のママたちのつぶやきを見て、周りも同じなんだ! って安心することもできますから」
そう話す犬山さんは、冒頭のゆうこりんと千秋のバトルをどう見るのか?
「おふたりとも子供のことをよく考えてらっしゃって、アプローチが違うだけなのではと思います」
メイクをいつ、どこまで、するかしないか…などで友達とギクシャクしたり、意気投合したりすることもあるが犬山さんはこんな持論だ。
「よく女性って、結婚とか出産とか、ステージが変わると友達と疎遠になるとかいいますけど、それはその人たちと恋愛がらみの話がメインだから、そこを抜けると疎遠になるってだけだと思うんです」(犬山さん)
結婚しても、出産しても、仕事や趣味、ペットなどいろんな話題があれば疎遠にならない、と犬山さん。
「人は見た目が100%という側面もあるけれど、あくまでとっかかり、名刺みたいなもの。行動を見てればちゃんとした人だってわかるんですから」(犬山さん)
※女性セブン2017年6月22日号