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2017.06.16 07:00  週刊ポスト

噴火中の島にも海鳥を追う学者 熱すぎる情熱で言葉止まらぬ

 大量に小バエを飲み込んでしまったり、耳の中に蛾が飛び込んで取れなくなったりと、不快な思いもしょっちゅうあるという。

「海鳥がどこにどのくらいの数、生息しているかは生態系にも様々なかたちで重要な影響を与えます。海鳥のフンや尿には窒素やリン酸など植物にとっての栄養分が含まれている。人間が持ち込んだ外来生物によって海鳥が一度減ってしまった後に、外来生物を駆除すると陸地の窒素やリン酸も増えるのか、とかそういうことを調べていく。

 とにかく、研究成果が出た瞬間というのは、世界中の誰も知らないことを自分だけが知っているという状態なんです。世界中になかった知識がひとつ増える、それを増やしたのは自分。研究者としてそれはたまらない瞬間で、みんなに教えたい、伝えたい、という気持ちになる」

 研究の醍醐味を語る受話器越しの川上氏の言葉は止まらなかった。

※週刊ポスト2017年6月23日号

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