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プロ野球のチアガール 選手顔負けの激しいレギュラー争いも

オープニングセレモニー後はすぐに反省会を開く(ハニーズ)

 ダンスとマイクパフォーマンスで、プロ野球の試合を華やかに彩るチアガール。現在、広島カープ以外の11球団がチアチームを有しているが、実は、その活動形態は年々進化を遂げている。テレビやラジオへの出演はもちろん、中には、CDデビューを果たしたチームもいて、スタジアムに追っかけまで現われるほど注目を集めつつあるのだ。

 今回は、そんな人気チームのひとつ、福岡ソフトバンクホークスのチアガール「ハニーズ」に密着取材した。チーム編成は、厳しいオーディションを突破した10代後半から20代前半までの全16名。全員が芸能事務所avexに所属し、練習日には、プロのダンス講師から指導を仰いでいる。

 彼女たちの1日を追って、まず驚いたのは、とにかく役割が多いこと。始球式のアテンドや選手への花束の準備など、パフォーマンス以外にも仕事が目白押しだ。ちなみに、一日中動き回っていた彼女たちの給料は、非公開。ただ20歳の女性が福岡で一人暮らしをしていける額ではあるそうだ。

 若い女の子の集団というと、和気あいあいの雰囲気をイメージしがちだが、実はチーム内では、選手たち顔負けの激しいレギュラー争いが繰り広げられている。試合でパフォーマンスするのは12名。

 元ハニーズで、現在はチームの営業戦略部に在籍する関まどかさんによると、「大体7人のレギュラーが固定されていて、他のメンバーで残りの枠を争っている」という。メンバー・ELIKAさんの「お互いが仲間であり、ライバルでもあると思っている」という言葉もうなずける。

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