梶谷は2012年の中畑清監督就任時から潜在能力の高さを買われ、2013年の夏に大ブレイク。8月には打率4割越えと打ちまくった。だが、レギュラーに定着した2014年からの3年間は規定打席に到達しているものの、2割6分台から7分台に留まり、本塁打も20本に満たない。2014年に39個でキングに輝いた盗塁も年々減っている。
「足が速いので打球を前に飛ばせば、ヒットの可能性も上がるが、7月終了時点で105三振と打撃は粗い。本人は色々試したが、三振数は減らないと割り切っている。それならば、思い切って本塁打か三振かの長距離打者を目指してもいいのでは。何かを変えないと、このまま中途半端な成績で終わってしまう。崖っぷちに立たされていると言っていいでしょう」(同前)
DeNAのCS進出に向けて、“青い韋駄天”梶谷隆幸は新たな歴史をその名に刻むことができるか。