だが、ホテルでは「何もないです」と語気を強めて苦笑いしながらも、テーブルの上では組んだ手に力が入り、指先が白くなっていく。真相に迫る質問には、どうも不安が強くなるらしい。飲んでいたこともあり「調子に乗ってしまって」と言いながら、今度はその手の平がテーブルに伏せられてしまう。

「ホテルに一緒に泊まりながら、一線は越えていないのか?」と聞かれると、「このご時世ダメでしょと相手から断られ…」と言いながら、手はテーブルの下に。部屋の中で何があったのか、「改めてお聞きしたい」と言われると、やはり手がテーブルの下に。際どい真相について聞かれると、途端に両手がテーブルの下に引っ込んでしまったのだ

 なんとも絶妙のタイミング! でも、ここで手を引っ込めちゃダメだよ~。

 話しの最中、相手の手が隠れてしまうと、「それ、ホント?」と話の信ぴょう性に疑いを抱きやすくなるものだ。「疑惑は白か黒か、何色か?」と問われ、宮迫さんは力を込めて両手を前に出した。ところが「グレー」と答えながら、その手をしっかり組んでしまう。

 惜しい! ここは両手を開いて手の平を上に向けるところ。

 この仕草だと、真相は絶対に明らかにはしたくないという無意識のメッセージになりかねない。質問に答えている相手が、手をポケットに入れたり腕組みをしたり後に回したりすると、隠し事をしているのかもという印象を与えてしまいやすいもの。宮迫さんの判定は…限りなく黒に近い。

 そんな彼が恐れたのは、どうやら文春砲の第2弾。この会見次第で次が出るかもと言われた途端、大きく息を吸って呼吸を止め、身体をわずかにのけぞらせたのだ。恐れや不安で息を吸ったが、彼の無意識は身体をのけぞらせて不安から逃れようとしたようだ。暴露されて困ることが、まだあるのかも。

 とはいえ、全部、妻に話し「がっつり、信じられないくらい怒られた」と、宮迫さんは右手の指でおでこをゆっくりとこすった。これは激しい苦しみや強い不快感から、自分の感情をなだめようとする時に出やすい仕草だ。恐妻家とはいえ、この仕草がここで出るとは。相当怒られたのは間違いない。

 でも最後に「反省したことないくらい反省した」と、鼻先を手の甲でこすってしまったのはまずかった。気まずさや恥ずかしさを隠したかったのかもしれないけれど、本当に反省したのかと疑われても仕方ありませんよ、宮迫さん。

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