ライフ

若者の「胸離れ」 神聖で崇高な存在にどう対峙すべきなのか

頭をひねった表現で称賛したい(写真:アフロ)

 若者たちの女性の胸離れが起きている──そんなショッキングがニュースがアメリカから飛び込んできた。まことに残念なことである。ここは胸の復権のためにおっさんが立ち上がらねばならない。大人力コラムニスト・石原壮一郎氏が考えた。

 * * *
 若者の「胸離れ」が起きている──。そんなニュースがアメリカから入ってきました。ショッキングなのか憂うべきか深刻なのかわかりませんが、ともかく気になるニュースと言えるでしょう。若者が離れているのは、ビールや車だけではありませんでした。

 8月23日に〈若者の「胸」への関心低下 —— 谷間売り物のフーターズに試練〉というタイトルで、フーターズの巨乳美女の写真とともにニュースを報じたのは「BUSINESS INSIDER JAPAN 日本版」。Pornhubというアダルトサイトが「胸」に関する利用者の検索傾向を分析し、その結果を元にフーターズなど飲食業界にも話を広げています。

 分析結果によると18歳から24歳の若者世代は、ほかの年齢層に比べて胸への関心が19%も低いことがわかりました。25歳から34歳の世代も11%低め。いっぽう55歳から64歳のおっさん世代は、ほかの世代より17%も高かったとか。65歳以上も12%高めで、45歳から54歳も4%高めでした。胸への関心で言えば、おっさんの圧勝です。

 そのほか、この1年で大きな胸への関心が低くなり、小さな胸への関心が高まっているとか、どういう属性の人が偽物の胸と本物の胸にこだわるかとか、ミシシッピ州やハワイ州で小さな胸への関心が高いとか、これでもかというほど掘り下げた分析っぷりには胸を打たずにいられません。ただ、あくまで胸にスポットを当てた分析なので、胸離れを起こしている若者が、胸に変わってどこに強い関心を持っているのかは不明です。

 あくまでアメリカの話ですけど、おっさんとしては大いに勇気をみなぎらせましょう。若者に任せておいたら胸の将来が危うい。我々が胸に着目しなければ胸が報われない。そんな危機感と使命感を持って、今以上に胸への関心を高めたいものです。ただし、関心の高さをストレートに言葉や態度で表わすのは、極めて危険。愛や敬意を誤解される恐れもあります。おっさんとして「胸への関心」をどう示すべきかを考えてみましょう。

 もちろん、仕事の場で女性の胸について言及するのは、たとえ第三者やタレントの胸の話だったとしても、絶対にタブー。ただ、女性の部下といっしょに商談をした先方の担当者が、スレンダーなのにGカップはあろうかという巨乳の持ち主だった場合、胸について何も触れないのはむしろ不自然です。帰り道で「印象に残るタイプの人だったね」とポツンと呟けば、その勇気と絶妙な腰の引け方に免じて、部下のほうから巨乳の話を振ってくれるかもしれません。スルーされても、ある種の達成感は覚えられます。

関連記事

トピックス

真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
”クマ研究の権威”である坪田敏男教授がインタビューに答えた
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
NEWSポストセブン
“ポケットイン”で話題になった劉勁松アジア局長(時事通信フォト)
“両手ポケットイン”中国外交官が「ニコニコ笑顔」で「握手のため自ら手を差し伸べた」“意外な相手”とは【日中局長会議の動画がアジアで波紋】
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信フォト)
オフ突入の大谷翔平、怒涛の分刻みCM撮影ラッシュ 持ち時間は1社4時間から2時間に短縮でもスポンサーを感激させる強いこだわり 年末年始は“極秘帰国計画”か 
女性セブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン