国内

自民党内で“安倍倒閣”の狼煙 一触即発のきな臭いムード

党内で”反安倍”が動き始めている

 内閣改造後の新聞各紙の世論調査で支持率がやや持ち直し、安倍首相がホッとしたのもつかの間、自民党内で“安倍倒閣”の狼煙が上がった。二階派の平沢勝栄・元内閣府副大臣、竹本直一・元財務副大臣をはじめ中堅議員30人が呼びかけ人となって立ちあげた勉強会「日本の明日を創る会」だ。

 勉強会には今回の改造人事で大臣候補に挙げられながらも入閣できなかった人事不満組が多く、「事前の準備会合では『安倍首相のままでは選挙に生き残れない』という過激な意見が続々と噴出した」(メンバー)という。呼びかけ人の1人である平沢氏は、「倒閣説」を否定しつつも自民党の危機についてこう語る。

「東京都議選に惨敗した後も、逆風は強くなるばかり。このまま総選挙に突入すると自民党は完全に負けます。それこそ東京は国政進出準備を着々と進めている日本ファーストの会に全部議席を奪われますよ。

 仲間が集まった時に、何かしなければ大変なことになるという声が自然発生的にあがり、識者を呼んで政権や自民党に対して辛口の意見をどんどん言ってもらい、反省すべきは反省し、改めていく、そんな勉強会を開こうとなった。

 地元を回ると、『安倍さんは早く辞めろ』という声も毎日聞きます。どうしてそう思うのか謙虚に尋ねたらいい。政権をヨイショする人を勉強会に呼ぶ必要はない」

 自民党大敗の震源地・東京でも自民党東京都連の次期会長選びをめぐって別の「反安倍」勢力が反旗を翻した。

関連記事

トピックス

2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《不倫報道で沈黙続ける北島康介》元ボーカル妻が過ごす「いつも通りの日常」SNSで垣間見えた“現在の夫婦関係”
NEWSポストセブン
秋篠宮家の長男・悠仁さまの成年式が行われた(2025年9月6日、写真/宮内庁提供)
《凜々しきお姿》成年式に臨まれた悠仁さま 筑波大では「やどかり祭」でご友人とベビーカステラを販売、自転車で構内を移動する充実したキャンパスライフ
NEWSポストセブン
中途採用応募者が急に増えて担当者は困惑(写真提供/イメージマート)
《SNSの偽情報で実害》中途採用に「条件満たさない」応募者が激増した企業、勝手にFラン認定された大学は「少子化の中、学生に来てもらう努力を踏み躙られた」
NEWSポストセブン
趣里(左)の結婚発表に沈黙を貫く水谷豊(右=Getty Images)
趣里の結婚発表に沈黙を貫く水谷豊、父と娘の“絶妙な距離感” 周囲が気を揉む水谷監督映画での「初共演」への影響
週刊ポスト
日本復帰2戦目で初勝利を挙げたDeNAの藤浪晋太郎(時事通信フォト)
横浜DeNA・藤浪晋太郎を大事な局面で起用する三浦大輔監督のしたたかな戦略 相手ファンからブーイングを受ける“ヒール”がCSの行方を左右する
週刊ポスト
宮路拓馬・外務副大臣に“高額支出”の謎(時事通信フォト)
【スクープ】“石破首相の側近”宮路拓馬・外務副大臣が3年間で「地球24週分のガソリン代」を政治資金から支出 事務所は「政治活動にかかる経費」と主張
週刊ポスト
15人の大家族「うるしやま家」(公式HPより)
《ビッグダディと何が違う?》フジが深夜23時に“大家族モノ”を異例の6週連続放送 今、15人大家族「うるしやま家」が人気の背景 
NEWSポストセブン
自身のYouTubeで新居のルームツアー動画を公開した板野友美(YouTubeより)
《超高級バッグ90個ズラリ!》板野友美「家賃110万円マンション」「エルメス、シャネル」超絶な財力の源泉となった“経営するブランドのパワー” 専門家は「20~30代の支持」と指摘
NEWSポストセブン
高校ゴルフ界の名門・沖学園(福岡県博多区)の男子寮で起きた寮長による寮生らへの暴力行為が明らかになった(左上・HPより)
《お前ら今日中に殺すからな》ゴルフの名門・沖学園「解雇寮長の暴力事案」被害生徒の保護者らが告発、写真に残された“蹴り、殴打、首絞め”の傷跡と「仕置き部屋」の存在
NEWSポストセブン
濱田よしえ被告の凶行が明らかに(右は本人が2008年ごろ開設したHPより、現在削除済み、画像は一部編集部で加工しております)
「未成年の愛人を正常に戻すため、神のシステムを破壊する」占い師・濱田淑恵被告(63)が信者3人とともに入水自殺を決行した経緯【共謀した女性信者の公判で判明】
NEWSポストセブン
指定暴力団山口組総本部(時事通信フォト)
《外道の行い》六代目山口組が「特殊詐欺や闇バイト関与禁止」の厳守事項を通知した裏事情 ルールよりシノギを優先する現実“若いヤクザは仁義より金、任侠道は通じない”
NEWSポストセブン
志村けんさんが語っていた旅館への想い
《5年間空き家だった志村けんさんの豪邸が更地に》大手不動産会社に売却された土地の今後…実兄は「遺品は愛用していた帽子を持って帰っただけ」
NEWSポストセブン