史上最多記録を伸ばす40回目の優勝を狙うはずの白鵬も「出たくない」という雰囲気がプンプン漂っていた。夏巡業途中から「2年前に痛めた左膝の古傷が痛む」と急にトーンダウン。稽古総見でも終了間際にようやく姿を見せ、理事長らに挨拶をするだけという異例の行動だった。
「膝の状態の本当のところはわからないが、不完全な状態で強行出場すれば引退を早めかねないと考えていたようだ。しかし白鵬は、日本に帰化して引退後も親方として協会に残る方針を固めた。早々に休場を決めて協会に悪印象を持たれたくない気持ちもある。だから協会や横審の顔色を窺って渋々顔を出したというのが本音でしょう。しかしその夜にX-JAPANのディナーショーにゲスト出演したことが大々的に報じられて、ヒンシュクを買った」(協会関係者)
※週刊ポスト2017年9月22日号