芸能

デビュー26周年を迎えてこれからも存在し続けるSMAP

 私は8日、メ〜テレの『ドデスカ!』に出演し、同日発売の『女性セブン』の記事をきっかけに、パラリンピックとSMAPとの関係について話して来た。

 15年11月、SMAPがパラリンピックの応援サポーターに就任した会見で、リーダーの中居正広は、「SMAPのPはパラリンピックのP」と明言。その日は、会見会場でもあった日本財団のビルの2階に設けられた「パラサポセンター」の御披露目も行われた。

 もちろんバリアフリーで、パラリンピックの各競技団体の事務局がワンフロアに集結し、一切の仕切りがない、それはそれは素晴らしいオフィス。

 そして同センターの玄関に飾られていたのが、香取慎吾が延べ60時間かけて描いた壁画だ。躍動感に満ち溢れた明るい色調のその画は、大きさといい、内容といい「大作」と言えるものであり、SMAPがパラリンピックの応援サポーターを継続できなくなったいまも、玄関から外されてはいない。

 実はその御披露目の直後から、私はパラサポセンターの広報担当者と“やりとり”を続けている。

 同センターもSMAPの5人がサポーター活動をできなくなってしまったことに、おおいに落胆されていたのだが、“その後”もSMAPファンの皆さんがイベントに参加し、情報を拡散したり、寄付などに協力をしてくれていることに「驚き、心から感謝している」とのこと。

 ファンの皆さんは「SMAPが教えてくれたパラリンピックへのサポートを私たちが引き継ぐ」という強い気持ちで支援を続けているのである。

 8日、その話を文化放送『斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI』でも話したところ、「え? SMAPの皆さんがそこに居ないのにSMAPファンの方がイベントにいらしているということですか?」と同局の水谷加奈アナウンサーが驚いて聞き返して来た。

 ちなみに、『女性セブン』では、今後もパラリンピックの応援を香取慎吾に「お願いする」という関係者のコメントを掲載している。いまも香取作の壁画が外されていないことが何よりの証拠だろう。朗報を待ちたい。

 さて、件の水谷アナから、「今日、9月8日をファンの皆さんは、どんな気持ちで迎えられたのでしょうか?」と質問された私は次のように答えた。

「いちばん悲しかったのは昨年の12月31日だったと思います。(中略)ファンの皆さんの心はもうデビュー記念日の9月9日にいっているのではないですか?」と。

 もちろん、「なんで、こんなことになってしまったのか」という、やりきれない想いに陥ることは何度もあっただろう。でも、SMAPファンは前を向いた。彼女たちの中に「SMAPがなくなった」という感覚は恐らくなくて、メンバーが「元SMAP」と紹介されることにも大きな違和感を抱いている。

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