芸能

デビュー26周年を迎えてこれからも存在し続けるSMAP

9月9日にファンが集った都電荒川線のSMAP号

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、9月8日、9日と大きな節目を迎えたSMAPについて語る。
    
 * * *
 昨日、9月9日は、SMAPのデビュー記念日。“聖地”『西武園ゆうえんち』を始め、日本各地でファンが集い、お祝いをしていた。

 私も、数年前に知り合ったSMAPファンの方からお誘いいただき、都電荒川線の貸し切り電車に乗ってきた。同電車の先頭に手作りのエンブレムプレートを付け、その周りをこれまた手作りのペーパーフラワーで飾りつけ。車内では、持ち寄ったペンライトや団扇などのコンサートグッズを片手にしたファンらがSMAPトークに花を咲かせた。

 沿道では全く知らない人たちが手を振ってくれたり、停車駅ではスマホカメラを構える人も多数。改めてSMAPが国民的スターであることが車内から実感できた。

 荒川車庫前から一周回って三ノ輪まで、2時間ほどの貸し切り電車は、すごく盛り上がったが、ハメを外すような参加者はゼロ。昨年の署名活動のときもそうだったが、SMAPファンは「SMAPさんに迷惑をかけることだけは絶対にしたくない」という精神で、とにかく“ルール”を守り続ける。

 ファン有志でさまざま活動するにあたり、素人にわかりにくことについては、法曹関係者に細かく相談をしながら進めてきたとも聞く。どれをとっても本当に大人な行動で、実にキチンとしているのだ。

 都電荒川線貸し切り企画は私が知る限り4回目。かつてバラエティー番組でSMAPが都電荒川線を貸し切ってロケをしていたことを憶えていたファンの有志が「SMAPファンらしく、笑顔でお祝いしよう」と企画したものだ。それをきっかけに、都電荒川線への貸し切り申し込みが増加したそうだ。これも一つの“スマノミクス”と言えるだろう。

 その前日は、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人がジャニーズ事務所を退所。翌9日の各スポーツ紙には、ジャニー喜多川社長からの“惜別エール”が掲載されていた。

 SMAP関連の記事を掲載したスポーツ紙はいまも売れるし、たとえSMAPメンバーがイラストで描かれているだけだったとしても、関連ニュースを扱った各地のワイドショーの毎分グラフは上昇する。

 反応するのは、SMAPと同年代のF2層(35〜49才の女性)なのだが、いわゆる“騒動”で過去のSMAPの映像を見て、彼らの魅力を知り、ファン歴が2年に満たないティーンエイジャーや20代前半の女性も増えていると聞く。SMAP効果は、いまもものすごいのである。

あわせて読みたい

関連記事

トピックス

米倉涼子の“バタバタ”が年を越しそうだ
《米倉涼子の自宅マンションにメディア集結の“真相”》恋人ダンサーの教室には「取材お断り」の張り紙が…捜査関係者は「年が明けてもバタバタ」との見立て
NEWSポストセブン
地雷系メイクの小原容疑者(店舗ホームページより。現在は削除済み)
「家もなく待機所で寝泊まり」「かけ持ちで朝から晩まで…」赤ちゃんの遺体を冷蔵庫に遺棄、“地雷系メイクの嬢”だった小原麗容疑者の素顔
NEWSポストセブン
渡邊渚さん
(撮影/松田忠雄)
「スカートが短いから痴漢してOKなんておかしい」 渡邊渚さんが「加害者が守られがちな痴漢事件」について思うこと
NEWSポストセブン
平沼翔太外野手、森咲智美(時事通信フォト/Instagramより)
《プロ野球選手の夫が突然在阪球団に移籍》沈黙する妻で元グラドル・森咲智美の意外な反応「そんなに急に…」
NEWSポストセブン
死体遺棄・損壊の容疑がかかっている小原麗容疑者(店舗ホームページより。現在は削除済み)
「人形かと思ったら赤ちゃんだった」地雷系メイクの“嬢” 小原麗容疑者が乳児遺体を切断し冷凍庫へ…6か月以上も犯行がバレなかったわけ 《錦糸町・乳児遺棄事件》
NEWSポストセブン
11月27日、映画『ペリリュー 楽園のゲルニカ』を鑑賞した愛子さま(時事通信フォト)
愛子さま「公務で使った年季が入ったバッグ」は雅子さまの“おさがり”か これまでも母娘でアクセサリーや小物を共有
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)は被害者夫の高羽悟さんに思いを寄せていたとみられる(左:共同通信)
【名古屋主婦殺害】被害者の夫は「安福容疑者の親友」に想いを寄せていた…親友が語った胸中「どうしてこんなことになったのって」
NEWSポストセブン
高市早苗・首相はどんな“野望”を抱き、何をやろうとしているのか(時事通信フォト)
《高市首相は2026年に何をやるつもりなのか?》「スパイ防止法」「国旗毀損罪」「日本版CIA創設法案」…予想されるタカ派法案の提出、狙うは保守勢力による政権基盤強化か
週刊ポスト
62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《累計閲覧数は12億回超え》国民の注目の的となっている宮内庁インスタグラム 「いいね」ランキング上位には天皇ご一家の「タケノコ掘り」「海水浴」 
女性セブン
米女優のミラーナ・ヴァイントルーブ(38)
《倫理性を問う声》「額が高いほど色気が増します」LA大規模山火事への50万ドル寄付を集めた米・女優(38)、“セクシー写真”と引き換えに…手法に賛否集まる
NEWSポストセブン
ネックレスを着けた大谷がハワイの不動産関係者の投稿に(共同通信)
《ハワイでネックレスを合わせて》大谷翔平の“垢抜け”は「真美子さんとの出会い」以降に…オフシーズンに目撃された「さりげないオシャレ」
NEWSポストセブン
中居正広氏の近況は(時事通信フォト)
《再スタート準備》中居正広氏が進める「違約金返済」、今も売却せず所有し続ける「亡き父にプレゼントしたマンション」…長兄は直撃に言葉少な
NEWSポストセブン