「五輪出場から遠のいている男子は、女子に比べたらある程度厳しいだろうとは予想していましたが、予想より低かった。石川祐希や柳田将洋といった選手にはアイドルっぽい人気がありますが、もともと興味がある人にとっての存在。一般的な訴求力はまだこれからです。ただ、女子と男子でこれほど視聴率に落差があると、すべての種目を同じ条件で放送する必要があるのかという声が必ず出て、スポーツ中継全体への風当たりが厳しくなる」(キー局スポーツ記者)
3年後の東京五輪へ向けて、スポーツ中継は今後ますます増加してゆくだろう。しかし、中継をすることによって全体の業績に影響がでるようなことが続けば、3年後の東京五輪を盛り上げようという機運だけでは乗り切れなくなる。これからは、数字を稼げるものとそうでないものに分類され、格差をつける日が来るのかもしれない。