ビジネス

40万円台の最先端洗濯乾燥機 その機能を一般人は活かせるか

スマホで遠隔操作も大変(イラスト:福島モンタ)

 今の洗濯乾燥機を使い続けて15年。「そろそろ買い替え時か」と思い立って家電量販店へ向かった本誌記者は、店員による最新モデルの説明に耳を疑った。

「あらかじめ洗濯物と洗剤を入れておけば、外出先からスマホで遠隔操作して帰宅するタイミングに合わせて洗濯と乾燥が終わるように設定できます。玄関のドアを開ければ炊きたてのご飯のように温かくてフッカフカに仕上がっていますよ」(店員)

 その製品はパナソニック「ななめドラム洗濯乾燥機NA-VX9800L」。10月上旬発売の最新機種。10万円台の商品が多いなか、店頭価格40万円台(オープン価格)という最高級モデルだ。

 確かに、「乾燥が終わったのに取り出すのを忘れ、せっかく乾いた洗濯物がまた湿ってしまってガッカリ……」という失敗はよくあるが、そこまでピンポイントの機能が必要なのか。

 パナソニックに素朴な質問をぶつけると、こんな答えが返ってきた。

「忙しい生活のなかで、手間なく洗濯したいお客様のニーズは高い。事前に仕上がり時間が設定できることは、お客様の役に立ち、歓迎していただけると考えます」(パナソニック広報)

 この商品は他にも手取り足取り。洗剤や柔軟剤の銘柄をスマホで指定すると、水の量などを自動調整して最適の仕上がりにしてくれる機能まである。

関連キーワード

トピックス

前回は歓喜の中心にいた3人だが…
《2026年WBCで連覇を目指す侍ジャパン》山本由伸も佐々木朗希も大谷翔平も投げられない? 激闘を制したドジャースの日本人トリオに立ちはだかるいくつもの壁
週刊ポスト
高市早苗首相(時事通信フォト)
高市早苗首相、16年前にフジテレビで披露したX JAPAN『Rusty Nail』の“完全になりきっていた”絶賛パフォーマンスの一方「後悔を感じている」か
女性セブン
2025年九州場所
《デヴィ夫人はマス席だったが…》九州場所の向正面に「溜席の着物美人」が姿を見せる 四股名入りの「ジェラートピケ浴衣地ワンピース女性」も登場 チケット不足のなか15日間の観戦をどう続けるかが注目
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
「『あまり外に出られない。ごめんね』と…」”普通の主婦”だった安福久美子容疑者の「26年間の隠伏での変化」、知人は「普段どおりの生活が“透明人間”になる手段だったのか…」《名古屋主婦殺人》
NEWSポストセブン
「第44回全国豊かな海づくり大会」に出席された(2025年11月9日、撮影/JMPA)
《海づくり大会ご出席》皇后雅子さま、毎年恒例の“海”コーデ 今年はエメラルドブルーのセットアップをお召しに 白が爽やかさを演出し、装飾のブレードでメリハリをつける
NEWSポストセブン
昨年8月末にフジテレビを退社した元アナウンサーの渡邊渚さん
「今この瞬間を感じる」──PTSDを乗り越えた渡邊渚さんが綴る「ひたむきに刺し子」の効果
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《中村橋之助が婚約発表》三田寛子が元乃木坂46・能條愛未に伝えた「安心しなさい」の意味…夫・芝翫の不倫報道でも揺るがなかった“家族としての思い”
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
「秋らしいブラウンコーデも素敵」皇后雅子さま、ワントーンコーデに取り入れたのは30年以上ご愛用の「フェラガモのバッグ」
NEWSポストセブン
八田容疑者の祖母がNEWSポストセブンの取材に応じた(『大分県別府市大学生死亡ひき逃げ事件早期解決を願う会』公式Xより)
《別府・ひき逃げ殺人》大分県警が八田與一容疑者を「海底ゴミ引き揚げ」 で“徹底捜査”か、漁港関係者が話す”手がかり発見の可能性”「過去に骨が見つかったのは1回」
愛子さま(撮影/JMPA)
愛子さま、母校の学園祭に“秋の休日スタイル”で参加 出店でカリカリチーズ棒を購入、ラップバトルもご観覧 リラックスされたご様子でリフレッシュタイムを満喫 
女性セブン
悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、筑波大学の学園祭を満喫 ご学友と会場を回り、写真撮影の依頼にも快く応対 深い時間までファミレスでおしゃべりに興じ、自転車で颯爽と帰宅 
女性セブン
クマによる被害が相次いでいる(getty images/「クマダス」より)
「胃の内容物の多くは人肉だった」「(遺体に)餌として喰われた痕跡が確認」十和利山熊襲撃事件、人間の味を覚えた“複数”のツキノワグマが起こした惨劇《本州最悪の被害》
NEWSポストセブン