〈オムツ交換時のお尻拭きはオシボリを使用。それを洗って使い回しています。その結果、病気の感染が広がり大変なことになりました。それでもオシボリを使い続けていて、毎日下痢の対応をしています〉
先の現役看護師によれば、「数十年前ならともかく、近年は感染症対策から、使い捨てペーパーを使うところが増えています。おしぼりを使う場合でも、厳重に消毒します」というから、事実ならBの衛生面は杜撰だ。
やはり星2.5の千葉県の大規模病院Cには、さらに怖い口コミがあった。
〈心電図、脈波などのモニタに出る危険な波形を読めない看護師が多く、アラームが鳴っても消すだけ。そもそもナースコールは取らないようにしている〉
〈患者誤認等で起こったインシデント(医療事故が起こり得た事態)を報告していない場合もある〉
つまり患者を取り違えて治療したが、異変がなかったからそのままにしている──というのだ。医療経済ジャーナリストの室井一辰氏が言う。
「このサイトの良さは、病院で働く人の連携を知ることができる点です。チームワークが良ければ、医療や看護の質も上がります。ただ、口コミサイトは95%が閲覧者で、書く人は5%と言われていますから、これがその病院の全てとは思わないほうが良いでしょう」
看護師の愚痴と本気の警告を見極める必要がある。
※週刊ポスト2017年10月6日号