ライフ

マンモスの化石入りも 男を元気にする漢方の買い方・飲み方

漢方はEDにも効くのか(写真:アフロ)

 滋養強壮などの目的で古くから用いられていた「漢方」。西洋医学のED薬と並んで、最近ではED治療にも用いられている。漢方を処方するメリットについて芝大門いまづクリニックの今津嘉宏院長が語る。

「副作用が少ないので虚弱体質の人でも服用しやすい。アレルギーも起きにくいとされています」

 一方、治験を経ていないものが多い漢方は、その効果に懐疑的な医師が多い。それを受け、近年では臨床研究が活発に行なわれている。加齢に伴う体力の低下が原因でEDになった人が服用する「牛車腎気丸」がその一つだ。2003年、昭和大学藤が丘病院・泌尿器科の池内隆夫医師が、ED患者に牛車腎気丸を12週間投与した結果、64%の患者に陰茎の硬度、勃起時間などの項目で有意な改善がみられたと発表している。

 今津氏のクリニックでは、ストレスなど心因性のEDには「柴胡加竜骨牡蛎湯」を処方することがある。

「柴胡加竜骨牡蛎湯の『加竜』とはマンモスの化石のことで、ほかに牡蛎の殻などが含まれている。ストレス改善に有効なカルシウムを豊富に含むことが、ED改善に作用しているとされています」

 また、「疲れていてセックスする気力も湧かない」「勃起しても途中で萎えてしまう」など、疲労からくるEDには「補中益気湯」が用いられる。

「疲労回復や滋養回復に効果のある朝鮮人参のほか、胃腸に効く生薬が配合されています。『中』はお腹、『気』は元気・体力の意味で、お腹をいたわることで疲労を取り除き、EDを改善させるのです」(同前)

関連キーワード

関連記事

トピックス

ハワイ別荘の裁判が長期化している(Instagram/時事通信フォト)
《大谷翔平のハワイ高級リゾート裁判が長期化》次回審理は来年2月のキャンプ中…原告側の要求が認められれば「ファミリーや家族との関係を暴露される」可能性も
NEWSポストセブン
今年6月に行われたソウル中心部でのデモの様子(共同通信社)
《韓国・過激なプラカードで反中》「習近平アウト」「中国共産党を拒否せよ!」20〜30代の「愛国青年」が集結する“China Out!デモ”の実態
NEWSポストセブン
裁判所に移されたボニー(時事通信フォト)
《裁判所で不敵な笑みを浮かべて…》性的コンテンツ撮影の疑いで拘束された英・金髪美女インフルエンサー(26)が“国外追放”寸前の状態に
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《自宅でしっぽりオフシーズン》大谷翔平と真美子さんが愛する“ケータリング寿司” 世界的シェフに見出す理想の夫婦像
NEWSポストセブン
山上徹也被告が法廷で語った“複雑な心境”とは
「迷惑になるので…」山上徹也被告が事件の直前「自民党と維新の議員」に期日前投票していた理由…語られた安倍元首相への“複雑な感情”【銃撃事件公判】
NEWSポストセブン
アメリカの人気女優ジェナ・オルテガ(23)(時事通信フォト)
「幼い頃の自分が汚された画像が…」「勝手に広告として使われた」 米・人気女優が被害に遭った“ディープフェイク騒動”《「AIやで、きもすぎ」あいみょんも被害に苦言》
NEWSポストセブン
お騒がせインフルエンサーのボニー・ブルー(時事通信フォト)
《潤滑ジェルや避妊具が押収されて…》バリ島で現地警察に拘束された英・金髪美女インフルエンサー(26) 撮影スタジオでは19歳の若者らも一緒だった
NEWSポストセブン
山上徹也被告が語った「安倍首相への思い」とは
「深く考えないようにしていた」山上徹也被告が「安倍元首相を支持」していた理由…法廷で語られた「政治スタンスと本音」【銃撃事件公判】
NEWSポストセブン
不同意性交と住居侵入の疑いでカンボジア国籍の土木作業員、パット・トラ容疑者(24)が逮捕された(写真はサンプルです)
《クローゼットに潜んで面識ない50代女性に…》不同意性交で逮捕されたカンボジア人の同僚が語る「7人で暮らしていたけど彼だけ彼女がいなかった」【東京・あきる野】
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(Instagramより)
「球場では見かけなかった…」山本由伸と“熱愛説”のモデル・Niki、バースデーの席にうつりこんだ“別のスポーツ”の存在【インスタでは圧巻の美脚を披露】
NEWSポストセブン
モンゴル訪問時の写真をご覧になる天皇皇后両陛下(写真/宮内庁提供 ) 
【祝・62才】皇后・雅子さま、幸せあふれる誕生日 ご家族と愛犬が揃った記念写真ほか、気品に満ちたお姿で振り返るバースデー 
女性セブン
村上迦楼羅容疑者(27)のルーツは地元の不良グループだった(読者提供/本人SNS)
《型落ちレクサスと中古ブランドを自慢》トクリュウ指示役・村上迦楼羅(かるら)容疑者の悪事のルーツは「改造バイクに万引き、未成年飲酒…十数人の不良グループ」
NEWSポストセブン