「アルツハイマーの原因物質といわれる“アミロイドβ”を排除する働きをもつ3つの物質を測定することで、リスクを判定できるようにしました」
この検査は全国500の医療施設で受けられる。費用は2万円程度。検査結果は2週間ほどでわかり、A~Dの4段階で判定される。
MC1スクリーニングを導入し、これまで約5000人を判定してきた金内メディカルクリニックの木内麻里医師はいう。
「A判定は健常で、B判定もリスクは低め。問題なのはC・D判定で、認知症予備群の可能性が高い。D判定の場合、5年以内に80%の割合で認知症発症のリスクがあり、生活習慣についてアドバイスをいたします」
リスクがわかれば、打てる手もあるというのだ。
※週刊ポスト2017年11月24日号