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石原壮一郎氏謹製 おっさんのための「ワンナイトラブ」検定

ラブストーリーは突然に(写真:アフロ)

 男はロマンチストである。いくつになっても夢を追いかける生きものである。コラムニストの石原壮一郎氏が「ワンナイトラブ」検定を作成した。

 * * *
 ワンナイトラブ──。ああ、なんて魅惑的な響きでしょう。そろそろ年の瀬。忘年会もあればクリスマスもあります。おっさんにワンナイトラブという幸せが降りそそぐ可能性は、いつもより何倍も高いはず。それが仮に1%と2%の違いだったとしても、もうひとケタ小さめだったとしても、常に夢を持ち続けるのが強く生きる秘訣であり、年の功です。

 備えあれば憂いなし。何かの拍子にチャンスが訪れたときに備えて、ワンナイトラブ力をしっかり鍛えておきましょう。貴重なチャンスの芽をきちんと大きく育てられるかどうかを判定します。それぞれ、自分がそういう場面で言いそう(やりそう)だと思う選択肢を選んでください。

 ●問1 いつも自分を慕ってくれる若い女性部下が、いい感じに酔っ払って「私、ちょっとファザコンの気があって、年上の男性に弱いんですよね」と言い出した。望ましいリアクションは?

【1】「おお、嬉しいこと言ってくれるね。さっそく口説いちゃおうかな」

【2】「ハハハ、そんなこと言ったら、俺みたいなおじさんが勘違いしちゃうよ」

【3】「ありがとう。その言葉を支えに、これからも強く生きていくよ」

 ●問2 ちょくちょく行っているスナック。閉店の直前、何度か顔を合わせて仲良くなった常連の女の子に「ねえ、ご飯食べに行きましょうよ」と誘われた。絶好のチャンスだが、どういう展開に持ち込むか?

【1】「よし、行こう!」と快諾して、食べ終わったらホテルに誘う

【2】ご飯を食べつつ後日のデートの約束をして、その日は静かに帰る

【3】「ご飯かあ。飲み直しに行くんだったら付き合うよ」と提案する

 はたして、あなたの「ワンナイトラブ力」はどのぐらいか。貴重なチャンスの芽をつぶさずに大きく育てられるのか。回答を見てみましょう。5点が満点です。

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