ライフ

焼く、揚げる、ゆでる、蒸す… 幅広く使える餃子の皮

餃子の皮をアレンジして作ったラビオリ

 餃子の皮は餃子作りにしか使えないと思っていないだろうか。それは大きな間違いだ。料理研究家の柳瀬真澄さんはこう話す。

「餃子料理には、焼き餃子、揚げ餃子、水餃子、蒸し餃子など、さまざまな調理法があります。それはつまり、餃子の皮も同様の調理が可能ということ。焼く、揚げる、ゆでる、蒸すなどの料理に幅広く使えます」(柳瀬さん、以下同)

 もっとも簡単なのは、鍋やスープなどの汁ものに、野菜など、ほかの食材と一緒にそのまま入れて煮込む方法。

「餃子の皮は、うどんやそうめんと同様、小麦粉、食塩、水が原料。つまり、“幅の太い麺”なので、汁ものとの相性は抜群。細く切れば、うどんやパスタの代用にもなりますよ」

 一度ゆでれば炒め料理にも使え、野菜やソースと炒めて焼きうどんやパスタといった主食にもなる。もちろん、包む食材や包み方を変えるだけでもバリエーションは広がる。

「包む食材は、肉、野菜、シーフードなどのおかず餡だけに限りません。あんこやフルーツを入れてオーブントースターで焼けば、スイーツにも大変身。ただし、水分の多い食材は皮に水分が浸み込んで破れやすくなるので、餡を包んだらすぐ調理しましょう。さらに、餡の入れすぎにも注意。特に、揚げる場合は、皮が開いたり破れたりすると水分が出て油ハネの原因になります」

 オーブントースターでカリッと仕上げるなら、約8~10分程度の加熱が目安。オーブントースターなら皮が破れたりハネる心配もない。

「ただし、時間が経つと皮が硬くなって食感も悪くなるので、でき立てを食べるのがおすすめです」

■『餃子の皮のラビオリ』の作り方
【1】マッシュルーム2個と玉ねぎ1/8個はみじん切りにし、耐熱容器に入れて電子レンジで1分加熱し、冷ましておく。
【2】ボウルに、ひき肉80gと【2】を入れて塩・こしょう各適量を振り、よく練り混ぜて餡を作り12等分にする。
【3】餃子の皮6枚分(大判)を半分に切って【2】の餡を包む。
【4】鍋に湯適量を沸かして塩少量を入れ、【3】を加えてゆでる。
【5】湯を切った【4】を皿に盛り、温めたトマトソース適量(市販)をかけてバジル1枚を飾る。

※女性セブン2018年1月4・11日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

元交際相手の白井秀征容疑者(本人SNS)のストーカーに悩まされていた岡崎彩咲陽さん(親族提供)
《川崎・ストーカー殺人》「悔しくて寝られない夜が何度も…」岡崎彩咲陽さんの兄弟が被告の厳罰求める“追悼ライブ”に500人が集結、兄は「俺の自慢の妹だな!愛してる」と涙
NEWSポストセブン
グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカル
【ニコラス・ケイジと共演も】「目標は二階堂ふみ、沢尻エリカ」グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカルの「すべてをさらけ出す覚悟」
週刊ポスト
阪神・藤川球児監督と、ヘッドコーチに就任した和田豊・元監督(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督 和田豊・元監督が「18歳年上のヘッドコーチ」就任の思惑と不安 几帳面さ、忠実さに評価の声も「何かあった時に責任を取る身代わりでは」の指摘も
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン
赤穂市民病院が公式に「医療過誤」だと認めている手術は一件のみ(写真/イメージマート)
「階段に突き落とされた」「試験の邪魔をされた」 漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルになった赤穂市民病院医療過誤騒動に関係した執刀医と上司の医師の間で繰り広げられた“泥沼告訴合戦”
NEWSポストセブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン