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2017.12.28 16:00  週刊ポスト

得する年金術 60歳以降は「ちょっとだけ働く人」の場合

タイプ別に「賢い受給方法」がある(イラスト/河南好美)

 65歳受給開始が基本のサラリーマンの年金(基礎年金、厚生年金)は現在、60歳までの「繰り上げ」受給と70歳までの「繰り下げ」受給が可能だ。繰り上げると毎月の額が減り(1か月ごとに「0.5%減額」)、繰り下げると逆に増える(同「0.7%増額」)。議論が進行中の「75歳まで繰り下げ」の選択肢が導入された場合、60歳受給では毎月の年金額は30%カット、75歳受給だと84%もアップする。

 もちろん、繰り下げるほど「無年金期間」が長くなり、その間の安定収入をどう確保するかが問題となる。重要なのは60歳以降の「働き方」だ。60歳以降はアルバイト程度の「ちょっとだけ働く人」の場合をシミュレーションしてみよう。

 定年後の夫婦に必要な生活費は毎月約27万円(総務省「家計調査報告」、2016年)とされている。アルバイト程度(月収約10万円)の収入だと生活費のために貯蓄を取り崩さなくてはならないので、年金の「繰り上げ」受給が選択肢になってくる。

 ただし、単に「60歳」から受給開始とするより“お得な制度”がある。「年金博士」こと社会保険労務士・北村庄吾氏はこういう。

「60歳で定年を迎えたら、いったん休んで、今後の生活や仕事をどうするかを考える時間を作るというやり方があります。

 その間、ハローワークに申請すれば『失業給付』を受け取れる。60歳の定年後であれば、約5か月間(最大150日)の給付を受けられます。退職時の月収が45万円だった人は失業給付が18万円程度になり、年金の繰り上げ受給(約15万円)よりも多くなる。失業給付と年金は同時には受け取ることはできないので、アルバイト程度の働き方を選ぶにしても、給付を受けた後に『60歳と5か月』から繰り上げ受給するのがいいでしょう」

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