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年間1億冊売れる「手帳」 夏樹陽子と辛酸なめ子の活用法

手帳は相棒のような存在と語る辛酸なめ子さん

 総務省の調査によると、2016年のモバイル端末普及率は過去最高の83.6%を記録した。電子書籍の市場規模も年々拡大し、デジタル化が進む一方で、アナログの極みである手帳の人気は衰えを知らない。現在、国内で販売される手帳は1年に1億冊といわれている。

 女優の夏樹陽子さん(65才)もそんな手帳愛好家の一人だ。自身で予定を管理する夏樹にとって、手帳は「超優秀なマネジャー」なのだそう。

「仕事の依頼が入ったら、すぐに手帳を開いて書き込みます。そのとき、シールを活用するのが私流。毎年年末に占い師に『ラッキーな日』『運勢の悪い日』を割り出してもらい、3時間かけてシールを貼って色分けして一目でわかるようにするんです。例えばディナーショーをする際、候補日が複数あったら、運勢がいいゴールドのシールの貼ってある日にするとか、シールの色をもとに仕事の予定を決めます」

 さらに、コラムニスト・辛酸なめ子さん(43才)も手帳を肌身離さない。

「ひとりで仕事をしている私にとって、手帳は頼れる“相棒”のような存在」

 辛酸さんの今の“相棒”はフランスの文房具メーカー『クオバディス』の手帳。

「8時から22時まで1日のスケジュールを細かく書き込めるところが気に入って、重宝しています。ここに原稿の締め切りを書くのですが、本当の締め切りよりも数日前に書いて、その日までに必ず仕上げます。締め切りを破ったことはありません。過去『英語手帳』や『朝活手帳』など変わり種に手を出したこともありましたが、やっぱりこの手帳がしっくり来る」

 手帳でしっかりスケジュールを管理しながら、浮かんだコラムのネタや取材内容はノートに大胆に書いていく。

「最近書いたのは、酒井法子のディナーショーの様子です。衣装のイラストやお客さんの様子をその場でメモ。撮影禁止だから、テーブルの下で人目を気にしながらさっと書きました」
 
※女性セブン2018年1月18・25日号

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