東京裁判史観あるいは自虐史観に洗脳された戦後の日本には、憲法九条が改正されて自衛隊が軍隊になれば戦争になるというとんでもない妄想が蔓延してしまっているのだ。もはや“幻覚症状”としか言いようがない。
また日本が人道支援を目的に自衛隊を世界各地に派遣しようとしても、日本の自衛隊が海外に出て行くとアジアの人々の脅威になるのではないか、それは軍国主義への道を歩もうとしていると言い出し、おきまりの「これはいつか来た道」と訝しがる人が出てくる。そんなときは、「いやいや、そもそもそんな道を来てないって!」と突っ込みを入れたくなる。
とにかく日本人は、東京裁判史観の呪縛によって、世界平和構築への貢献はおろか、自国民の命を守り国土を守ることすら躊躇してしまうありさまなのだ。“軍隊アレルギー”もここまでくると末期的である。
そこで考えてもらいたい。いったい誰が日本のそんな病的な状態を喜び、そしてほくそ笑んでいるのかを。
間違いなく中国、韓国、北朝鮮だろう。彼らにとっては、日本が、軍事行動を躊躇してくれている方が都合がよい。だからこそ最も効果的な攻撃を仕掛けてくるのである。それが“歴史戦”なのだ。