羅さんの露店には2人の当時の写真が大きく貼られており、中国語で「20年!華蘭、華白、家族はみんなお前たちが帰ってくるのを待っているよ!」と赤の太字で書かれ、それに続けて、2人が消息を絶った当時の状況が説明されている。羅さんはいまも2人の当時の写真を肌身離さず持っており、寂しくなるたびにポケットから取り出して眺めている。

 また、2人の父親で61歳の胡照周さんも同テレビに「昨年、子供たちを探しに広東省珠海まで行ってきた。2人はもう大人になっており、建設現場で働かされているのではないかと思ったからだ」などと話している。胡さんはこれまで北京や上海などの都市部の建設現場を訪ねて、2人を探し続けてきたという。

 中国には大規模な誘拐団が暗躍しており、後継者や嫁の不足が深刻な農村部に数千元(1元=約17円)で売られるケースが後を絶たない。ネットには「中国政府は数億元をかけて兵器を開発したり、月に衛星を打ち上げたりしているが、その何十分の1でもいいから、行方不明児童捜索費として使ってくれたら、どれだけ多くの人が救われるか。政府は20年以上も悲しんでいる人民のことをもっと真剣に考えほしい」とのコメントが寄せられている。

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