「戦力的にはどちらも悪くないんですよ。去年も楽天は貯金14の3位。岸(孝之、33)、則本(昂大、27)の2枚看板が機能して優勝のチャンスがあるところまでいっていたのに途中でコケただけ。ソフトバンクは充実しているけれど、突出した存在がいない。最多勝の東浜(巨、27)だって、16勝なのに160イニングしか投げていない。そんなに大した数字じゃないですよ。
セだって、阪神は貯金17で2位ですから。キーマンは藤浪(晋太郎、23)。去年はバランスの取り方を崩しただけだから、突然よくなるタイプの不調。適当に球が荒れるほうが、打者も怖がるんじゃないか。広島は確かに戦力が充実しているかもしれないが、DeNAも巨人も細かい野球ができないからダメ。阪神にチャンスがある。
星野仙一氏の弔い合戦なら中日はないのか? なんぼなんでもそれは無理な相談ですわ」(江本氏)
※週刊ポスト2018年3月23・30日号