芸能

山本みどり「桂三枝に怒られた」伝説のセクシー写真集を回顧

元祖・清純派女優として知られる山本みどり

 元祖・清純派女優として知られる山本みどり。本人が「封印してきた」と語る伝説の写真集は、古書店では現在5万円の値がついているという。山本が、その写真集について初めて語った。

 * * *
 写真集を撮ったのは25歳の時。父を亡くし、女優を天職として本気で向き合う覚悟がやっとできた頃です。女優として飛躍するため、そして今の自分を写真に残しておくために、ヌードに挑戦しました。当時、『三枝の愛ラブ!爆笑クリニック』で共演していた桂三枝(現・文枝)さんには「何でやったんや!」と怒られちゃいましたけど(笑い)。

 出版後、ヌードシーンがあるドラマに出演が決まり、役の幅を広げるきっかけにはなりましたが、実は不本意な形で写真を掲載されてしまったため、私の中では封印してきた写真集なんです。だから、家族は一度も見たことがありません。家に1冊あると思いますが、どこにしまってあるのかわからないくらい(笑い)。

 そんな作品が、中古書店で数万円もの値がついていると最近知って驚きました。18年ほど前、舞台で共演した市川左團次さんがこの写真集の存在をどこかで聞きつけて買ってきてくれたのですが、その時すでに2万円ほどしたそうです。今でも初対面の方に「写真集持ってますよ」とか「いつも癒やされています」と言ってもらえると、気恥ずかしいけれどとってもうれしい。高値がつくのは流通量が少ないからだそうですが、ファンの方が売らずに大事にとってくれていると思うと、感謝の思いでいっぱいです。

 やっぱり若い時にヌード作品を残しておいてよかった。若い女性って、ただ存在するだけで素敵じゃないですか。私が生きた瞬間を切り取った、記念の作品となりました。長く応援してくれているファンの方々に喜んでもらえる女優活動をこれからもやっていきたいです。

【プロフィール】やまもと・みどり/1957年12月2日、静岡県富士市生まれ。東京女子大学短期大学部卒業後、1978年のドラマ『夫婦ようそろ』(TBS系)でデビュー。『水戸黄門』『暴れん坊将軍』など時代劇を中心としたテレビドラマや舞台などで活躍。1982年から1年間、『三枝の愛ラブ!爆笑クリニック』(フジテレビ系)の2代目アシスタントを務めた。1986年に主演した昼ドラマ『ふれ愛』(フジテレビ系)は海外でも放送され、高く評価された。江戸文化にも詳しく、江戸文化歴史検定の2級を持ち、1級取得を目指している。昨年からFacebookにて活動状況を報告中。写真は『山本みどり写真集 清純派女優の大冒険』(ビーイング出版社)に未収録のカットを特別に掲載した。

◆撮影/マイク岡田

※週刊ポスト2018年3月23・30日号

関連記事

トピックス

大谷翔平選手と妻・真美子さん
《チョビ髭の大谷翔平がハワイに》真美子さんの誕生日に訪れた「リゾートエリア」…不動産ブローカーのインスタにアップされた「短パン・サンダル姿」
NEWSポストセブン
石原さとみ(プロフィール写真)
《ベビーカーを押す幸せシーンも》石原さとみのエリート夫が“1200億円MBO”ビジネス…外資系金融で上位1%に上り詰めた“華麗なる経歴”「年収は億超えか」
NEWSポストセブン
神田沙也加さんはその短い生涯の幕を閉じた
《このタイミングで…》神田沙也加さん命日の直前に元恋人俳優がSNSで“ホストデビュー”を報告、松田聖子は「12月18日」を偲ぶ日に
NEWSポストセブン
高羽悟さんが向き合った「殺された妻の血痕の拭き取り」とは
「なんで自分が…」名古屋主婦殺人事件の遺族が「殺された妻の血痕」を拭き取り続けた年末年始の4日間…警察から「清掃業者も紹介してもらえず」の事情
(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
熱を帯びる「愛子天皇待望論」、オンライン署名は24才のお誕生日を節目に急増 過去に「愛子天皇は否定していない」と発言している高市早苗首相はどう動くのか 
女性セブン
「台湾有事」よりも先に「尖閣有事」が起きる可能性も(習近平氏/時事通信フォト)
《台湾有事より切迫》日中緊迫のなかで見逃せない「尖閣諸島」情勢 中国が台湾への軍事侵攻を考えるのであれば、「まず尖閣、そして南西諸島を制圧」の事態も視野
週刊ポスト
盟友・市川猿之助(左)へ三谷幸喜氏からのエールか(時事通信フォト)
三谷幸喜氏から盟友・市川猿之助へのエールか 新作「三谷かぶき」の最後に猿之助が好きな曲『POP STAR』で出演者が踊った意味を深読みする
週刊ポスト
ハワイ別荘の裁判が長期化している(Instagram/時事通信フォト)
《大谷翔平のハワイ高級リゾート裁判が長期化》次回審理は来年2月のキャンプ中…原告側の要求が認められれば「ファミリーや家族との関係を暴露される」可能性も
NEWSポストセブン
今年6月に行われたソウル中心部でのデモの様子(共同通信社)
《韓国・過激なプラカードで反中》「習近平アウト」「中国共産党を拒否せよ!」20〜30代の「愛国青年」が集結する“China Out!デモ”の実態
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《自宅でしっぽりオフシーズン》大谷翔平と真美子さんが愛する“ケータリング寿司” 世界的シェフに見出す理想の夫婦像
NEWSポストセブン
お騒がせインフルエンサーのボニー・ブルー(時事通信フォト)
《潤滑ジェルや避妊具が押収されて…》バリ島で現地警察に拘束された英・金髪美女インフルエンサー(26) 撮影スタジオでは19歳の若者らも一緒だった
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! プロ野球「給料ドロボー」ランキングほか
「週刊ポスト」本日発売! プロ野球「給料ドロボー」ランキングほか
NEWSポストセブン