◆チルドレンの掌返し

 総理に裏切られた官僚たちは、もう「忖度」をしなくなった。太田充理財局長は、財務省の改竄前の文書に政治家と並んで安倍昭恵夫人の名前があった理由について「基本的に総理夫人だからだと思う」と答弁し、担当者が国有地払い下げ交渉にあたって総理夫人の影響力を意識していたことを率直に認めた。

 安倍チルドレンたちも掌を返した。これまで「安倍総理は籠池氏(森友学園元理事長)に名前を利用されただけ。責任を追及されるのは筋違い」と弁護していた3回生議員の1人はこんな言い方に変わった。

「文書改竄は安倍総理や麻生副総理が役所に指示したわけではない。それでも政治は結果責任が問われる。そもそも森友問題は安倍政権でなければ起きなかった問題です」

「手段を選ばず総理を守った佐川」を切ったことで、役所も党内にも安倍首相を守る者はいなくなった。

※週刊ポスト2018年4月6日号

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