国内

大阪の道の駅の「魚釣り公園」 行列ができるほどの大人気

大阪の道の駅をレポート(撮影/菅井淳子)

 全国で1134もあるという「道の駅」。一体、どこがいい道の駅なのだろうか。そこで、これまで1059の道の駅に訪れたという道の駅の達人・浅井佑一さんがオススメする道の駅から、大阪府の『とっとパーク小島』を紹介。女性セブンの名物記者“オバ記者”こと野原広子がレポートします。

 * * *
 この海に突き出した巨大な橋げたは、元は、関西国際空港の埋め立て工事で、土砂の積み出しをした桟橋。それを魚釣り公園に有効利用したという。

 3月から11月まで、朝6時開園だが、駐車場は朝5時から入場待ちの車に整理券を配布しているというから人気の高さがわかろうというもの。

 見れば女性客も3割ほどいる。その中で、大きなひらめを釣り上げたばかりの山本悦代さんに「すごいですねぇ」と声をかけると、「こんなん、小さい方よ」だって。時間が空くと、夫と2人で釣りに来るそうだ。

「ここはトイレがきれいだし、ちょっと疲れたらコーヒーを飲むところもある。女性客が来やすいのよね」

 こう見えて私は、釣り船に乗って海釣りをしたことがある。当時、トイレは小さな囲いがあるだけ。それを思うとここは別天地だ。

「では、いわし釣りから始めますか」

 園長の西藪篤司さんに教わりながら、海の中に釣り糸を落とした瞬間よ。糸がビビビと震え、「リール巻いて糸を上げて、上げて」と。これが3回、立て続け。

「わああ、うれしい!」と飛び跳ねたわよ。

「いやいや、いわしは、ひらめとか、はまち(ぶり)を釣るための、エサですから」

 西藪さんはそう言うけれど、海から魚を釣ったことには変わりないじゃないの。その足で近くの『道の駅 みさき夢灯台』へ行ってお買い物。ああ、私が買い損ねたあの魚、誰が食べたんだろう。

 この世のものとは思えないほど真っ白な新玉ねぎと、1玉58円のうどん、木綿ごしの豆腐、色つやがよくてあきらめきれなかった豚ロース肉など、しめて3090円(価格は3月27日のもの。季節により取り扱い品目は変動)。

●とっとパーク小島
住所:大阪府泉南郡岬町多奈川小島455-1
営業時間:6~20時(12~2月は7~18時)
休業日:金曜(祝日は営業) 12月31日~1月2日 釣りデッキ1500円(整理券は先着順)

●みさき夢灯台
住所:大阪府泉南郡岬町淡輪5654-3
営業時間:『産直市場よってって』9~19時
休業日:1月1~3日

※女性セブン2018年5月10・17日号

あわせて読みたい

関連キーワード

関連記事

トピックス

日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
出席予定だったイベントを次々とキャンセルしている米倉涼子(時事通信フォト)
《米倉涼子が“ガサ入れ”後の沈黙を破る》更新したファンクラブのインスタに“復帰”見込まれる「メッセージ」と「画像」
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
2025年11月には初めての外国公式訪問でラオスに足を運ばれた(JMPA)
《2026年大予測》国内外から高まる「愛子天皇待望論」、女系天皇反対派の急先鋒だった高市首相も実現に向けて「含み」
女性セブン
夫によるサイバーストーキング行為に支配されていた生活を送っていたミカ・ミラーさん(遺族による追悼サイトより)
〈30歳の妻の何も着ていない写真をバラ撒き…〉46歳牧師が「妻へのストーキング行為」で立件 逃げ場のない監視生活の絶望、夫は起訴され裁判へ【米サウスカロライナ】
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将(写真/AFLO)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最高の軍人」ランキング 1位に選出されたのは硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将
週刊ポスト