芸能

TOKIO山口達也の“厳しい”囲み謝罪会見を心理士が分析

あえての囲み会見?

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人をピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回は、TOKIO山口達也の謝罪会見を分析。

 * * *
 お酒というのは怖いものだ。TOKIOの山口達也さんが、強制わいせつの容疑で書類送検され、謝罪会見を開いたが、事件当時は酩酊状態、記憶も断片的にしかないという。それも事件当日は、お酒による体調不良から1か月あまりの入院を終え、退院したその日だったというのだから、何をか言わんやである。

 会見場に姿を見せた山口さんは憔悴しきった様子で、顔色も悪く、暗く厳しい表情だ。緊張している、という一言では言い表せないほど苦渋の表情を浮かべている。渡されたマイクを両手で強く握りしめると、目線を落としたまま立ちすくむ。ジャニーズ事務所の顧問弁護士矢田氏が、これまでの経緯を説明し始めると、唇をぎゅっと噛みしめた。

 まだ取り調べが終わっていないなどの理由から、詳細な内容は容赦してほしいと言いながらも、「最低限の説明はしなければならない」と話す矢田弁護士の言葉に、山口さんは唇が見えなくなるほどきつく口を結んだ。被害者側から許しは得ていると、母親からの手紙を矢田弁護士が読み上げている間、ずっと目を閉じ、涙を流した。

 声を詰まらせながら謝罪の挨拶を始めるが、マイクを持つ手が小刻みに震えている。不安や緊張より、怖さに呑みこまれそうな印象だ。会見中、マイクを持つ手はずっと震えたままで、被害女性やTOKIOのメンバー、ファンへの気持ちを問われると、申し訳ない気持ちや後悔の念からか感情が大きく揺さぶられるのだろう。マイクの震えがひと際、大きくなっていた。

 かなりお酒を飲んだ状態で、相手に電話をかけたという。どうして他のメンバーや友人に電話しなかったのかと思うところだが、周りからは酒癖を心配され、会社からはお酒を止められていたというから、飲酒していることを咎められない相手を選んでしまったのかもしれない。

 ところでこの会見、謝罪の挨拶までは彼と報道陣の間に距離が置かれていたのだが、挨拶が終わるや否や、報道陣が彼の周りを一斉に取り囲む“囲み”会見だった。この形の会見を、事務所や彼が選んだことに、正直なところ驚いた。

関連記事

トピックス

球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁/時事通信)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン