ご存知のように時代劇の入浴シーンを定番化させたのは、『水戸黄門』シリーズのかげろうお銀(由美かおる)であった。彼女の入浴回数実に200回超。西部劇に酒場、SFに宇宙船、刑事ドラマに警察署とジャンルによって欠かせない場面は多々あるが、時代劇と風呂を定番化させたというのは、世界でも例がない。
しかも、お銀の場合、入浴は鼻の下をのばした悪人たちを懲らしめたり、重要な証拠を手に入れたりする「お仕事」。風呂も現場なのだ。『くノ一忍法帖』も風呂で反省してばかりではいけないと、二話ではベッキーお螢の横にお玉も入浴。三話ではお美代も加わって三人に…って、だんだん人数が増えてるよ。世界に誇るくノ一入浴シーンが、彼女によってどう発展するのか。『水戸黄門』には出てきた「混浴」はありなのか。注目である。