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両国国技館の周囲で異彩を放つ「相川七瀬」幟の真相

相撲ののぼりに目を引く名前が

 大相撲の本場所期間中、国技館の周囲を彩るのが相撲幟(のぼり)だ。幟には関取の名前とともに、贈り主の名前も描かれる。新小結・遠藤の贈り主はCM起用する「永谷園」といった具合。そうしたなか、異彩を放つのが前頭8枚目・嘉風の幟だ。贈り主は「相川七瀬」とある。

 え、あの『夢見る少女じゃいられない』がヒットした、ロック歌手の相川七瀬(43)……? 幟の制作費は数万円程度とされ、大スポンサーでなくとも調達可能。ただ、個人的なつながりがないと贈れるものではない。3日目の取組後、嘉風本人に理由を聞いてみた。

「知人の紹介で知り合い、仲良くしていただいています。初場所で初めて贈っていただき、今場所が2回目です」

 御朱印集めが趣味の嘉風は、同様に神社巡りにハマっている相川と話が合うのだという。

「本人にも話を聞いたらいいよ」

 と嘉風が目線を送った先にはちょうど観戦に訪れていた相川本人の姿が。嘉風の浴衣と同じ柄のシャツに身を包んでいる。贈った経緯を尋ねると、「私でも出せると知って、“それならぜひ!”ということになった。みんなに“見たよ”といわれて、かなり嬉しいですね」と上機嫌。

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