岸部は現在(5月21日)も冒頭の大学病院の脳神経外科に入院中だ。

「1週間以上経ちますが、退院日は決まっていないようです。娘さんや息子さんが顔を出しているようですが、仕事関係の人は遠慮しているようです」(岸部の知人)

 長引く入院――岸部には気がかりなことがあった。2003年、弟・岸部四郎(68才)が脳内出血で倒れた。出血が多く脳に大きなダメージを受けた四郎は、命に別状はなかったものの、視野狭窄という後遺症が残った。妻に先立たれ身寄りがなく、現在老人ホームで暮らす四郎のもとを、岸部は定期的に見舞いに訪ねていた。

 四郎が倒れた脳出血は、生活習慣はもちろんだが、遺伝的な影響も少なくないといわれている病気だ。両親またはきょうだいに脳出血にかかった人がいる場合、脳出血になる確率は約1.9倍といわれている。菅原脳神経外科クリニックの菅原道仁院長が解説する。

「両親が高血圧や糖尿病だと、その体質が子供に遺伝する場合があります。血圧が高かったり、血糖値が高かったりすると、血管にかかる負荷が大きくなるため、血管が破れて脳出血を引き起こしたり、動脈硬化が進んで血管をふさぎ、脳梗塞を引き起こす恐れがあります。特に、糖尿病患者は脳梗塞を併発しやすい。だから、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳血管系の病気は、親族に既往者がいると、より注意が必要です」

 岸部の近親者によると、「弟の四郎さんはもともと高血圧と糖尿病を抱えていたし、一徳さんにも糖尿病の気がある。兄弟はもともと脳血管系の病気のリスクが高かった」と言うので、激しい頭痛を感じた岸部が病院に駆け込んだのもよくわかる。

 前出の知人が話す。

「岸部さんは俳優転向前に結婚した奥さんと、3人のお子さんがいます。ただ、7年以上前から奥さんとは別居状態。お子さんも40才前後ですからとうに独り立ちしています。仕事は充実しているし、岸部さんとのお酒は楽しいので女優、映画監督など仲間からの会食の誘いも後を絶たない。あえてひとりでいることもあったようですが、寂しい孤独というよりいわゆる今話題の“極上の孤独”生活を送っていました。ただ、それだけに不規則な食生活などが続いていたのかもしれません。倒れたのがひとりで部屋にいる時でなくてよかった…」

 脳血管のカテーテル検査など、検査入院であれば通常2~3日で退院できるという。手術を予定した場合の入院だと2週間前後。岸部は今月いっぱい入院する予定だという。

「いい機会だからと休む意味合いもあって、入院しているが大事にはいたっていない」(前出・知人)と言うが、脳の危険なサインを見逃さないようしっかり休養して、『ドクターX』の所長さながら、軽快にステップを踏みながら病院を歩いてほしい。

※女性セブン2018年6月7日号

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