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【日大解剖】芸術学部OBは出身を聞かれると「日芸」と答える

クドカンも日芸中退組(時事通信フォト)

 爆笑問題、宮藤官九郎、篠山紀信、林真理子、三谷幸喜、近藤サト……。芸能人、アナウンサーからカメラマンまで有名人を輩出しているのが芸術学部だ。そこは、日大の一学部でありながら、「別格」であるという。

「出身大学を聞かれるとほぼ全員が“日芸”と答えます。“日大なんだ”と返されても“いや、日芸です”と訂正するほど。そもそも他学部との交流はほぼなくて、日大生という実感もないんです」(日芸OB)

 写真学科出身で報道カメラマンの宮嶋茂樹氏も、日芸生が通う江古田キャンパスの特殊な光景を振り返る。

「兵庫の田舎から出てきた人間にとってはかなりの衝撃でした。江古田キャンパスで行なわれた入学のオリエンテーションでは、声楽家の先生が宮沢賢治の『雨ニモ負ケズ』をオペラで歌って驚き、同期入学の手塚治虫さんの長男・手塚眞さん(映画学科)が注射器をモチーフにしたタイピンという尖ったファッションをしていてさらに驚きました」

“タックル問題”でも母校への愛情は変わらないとする宮嶋氏は、こんな光景を思い出すという。

「日芸の名物といえば真田広之も入っていた『殺陣同志会』。気合いの入った殺陣をやるのですが、女子部員が着流しで学内を闊歩するから、裾がはだけて見えた太ももが衝撃でしたね」

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