芸能

関根勤 サンドウィッチマンを絶賛「ネタに外れない」

「大ファン」とサンドウィッチマンを絶賛する関根勤

「ちょっと何言ってるかわからない」──これはお笑いコンビ・サンドウィッチマンの持ちネタだ。今、このネタと同様の状況がお笑い界で起こっている。

 毎年恒例の『日経エンタテインメント!』(日経BP社)のタレントパワーランキングが発表され、芸人部門でサンドウィッチマンが見事1位の座に輝いた。これまで明石家さんま(62才)やタモリ(72才)、所ジョージ(63才)という大物芸人の独壇場だったが、今回、サンドウィッチマンによって初めてその牙城が崩された。ちなみに総合でもマツコ・デラックス(45才)や綾瀬はるか(33才)、新垣結衣(29才)ら豪華メンバーに続いて6位に食い込んでいる。

 15本のレギュラー番組を抱え、今春からは『帰れマンデー見っけ隊!!』(テレビ朝日系)でゴールデンタイムで初のMCを務めるなど、勢いはとどまるところを知らない。ファンを公言し、ライブにも足しげく通う大先輩の関根勤(64才)が言う。

「ネタに外れがなく、安定感と切れ味があるんです。いちばん好きなのは、『M-1』でグランプリをとったピザ屋のネタだね。“シーフードピザ頼んだのに、えび入ってない”“えっ、指ですか?”って強烈にボケるから“そんなわけねえだろバカヤロウ!”ってツッコミが気持ちよく決まる。テンポがいいのに、ボケの富澤くんの声が低音で聞き取りやすいから、お年寄りがついていけなくなるような嫌なスピードは感じない」

 大物芸人も絶賛する彼らだが、その道のりは順風満帆だったわけではない。1998年に結成されたサンドウィッチマンとは、ボケ担当の富澤たけし(44才)とツッコミ担当の伊達みきお(43才)の仙台出身のコンビ。

 かつて伊達は雑誌のインタビューで「自分たちの20年間は食えなかった10年と食えるようになった10年」と語っている。“食えなかった時代”には財布に100円も入っていないこともザラ。たばこを買うか電車に乗るかの二択を迫られたふたりは、結局たばこを選び、目黒から板橋まで歩いたことも。その時期のことをふたりは「暗黒期」と呼んでいる。

 そんな彼らが一躍注目を集めたのが2007年の『M-1』だった。準決勝で敗退したふたりが、敗者復活枠から一気に頂点へと駆け上がった逆転劇は“M-1の奇跡”として、今でも語り継がれている。グランプリを獲得しても、その後ブレークしきれないコンビもいる中、彼らは着実にその人気を高めていった。

※女性セブン2018年6月14日号

関連記事

トピックス

筒香が独占インタビューに応じ、日本復帰1年目を語った(撮影/藤岡雅樹)
「シーズン中は成績低迷で眠れず、食欲も減った」DeNA筒香嘉智が明かす“26年ぶり日本一”の舞台裏 「嫌われ者になることを恐れない強い組織になった」
NEWSポストセブン
テレビの“朝の顔”だった(左から小倉智昭さん、みのもんた)
みのもんた「朝のライバル」小倉智昭さんへの思いを語る 「共演NGなんて思ったことない」「一度でいいから一緒に飲みたかった」
週刊ポスト
陛下と共に、三笠宮さまと百合子さまの俳句集を読まれた雅子さま。「お孫さんのことをお詠みになったのかしら、かわいらしい句ですね」と話された(2024年12月、東京・千代田区。写真/宮内庁提供)
【61才の誕生日の決意】皇后雅子さま、また1つ歳を重ねられて「これからも国民の皆様の幸せを祈りながら…」 陛下と微笑む姿
女性セブン
筑波大学・生命環境学群の生物学類に推薦入試で合格したことがわかった悠仁さま(時事通信フォト)
《筑波大キャンパスに早くも異変》悠仁さま推薦合格、学生宿舎の「大規模なリニューアル計画」が進行中
NEWSポストセブン
『世界の果てまでイッテQ!』に「ヴィンテージ武井」として出演していた芸人の武井俊祐さん
《消えた『イッテQ』芸人が告白》「数年間は番組を見られなかった」手越復帰に涙した理由、引退覚悟のオーディションで掴んだ“準レギュラー”
NEWSポストセブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「激しいプレイを想像するかもしれませんが…」田村瑠奈被告(30)の母親が語る“父娘でのSMプレイ”の全貌【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
NBAレイカーズの試合観戦に訪れた大谷翔平と真美子さん(AFP=時事)
《真美子夫人との誕生日デートが話題》大谷翔平が夫婦まるごと高い好感度を維持できるワケ「腕時計は8万円SEIKO」「誕生日プレゼントは実用性重視」  
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長。今年刊行された「山口組新報」では82歳の誕生日を祝う記事が掲載されていた
《山口組の「事始め式」》定番のカラオケで歌う曲は…平成最大の“ラブソング”を熱唱、昭和歌謡ばかりじゃないヤクザの「気になるセットリスト」
NEWSポストセブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン