はっきり言って、この期に及んで北朝鮮に配慮をする国は、相当空気が読めていないような気がする。つまり韓国のこと。本来なら、韓国は今こそ北朝鮮に対して強い態度に出るべきだよ。このまま北と仲よくつるんでいたら、間違いなく米朝の衝突に巻き込まれるだけだからね。韓国にしてみれば、アメリカや日本と本当の意味で仲よくなれるチャンスなんだけどなあ。姑息な手段を使わずに、正々堂々と国際社会での存在感を発揮できるかもしれないのに、気づいてないのかな?
──日本国内の政治では、与野党の駆け引きが延々と続いているような状況です。
高須:正直、モリカケ問題はいつまでやるのだろうか。野党がここを追求したい気持ちも分かるといえば分かるよ。攻め込める場所がここくらいしかないからね。
でも、もしも倒閣が目的だというのであれば、あまりにも勝ち目がない戦いだと思う。単純に世論調査の支持率を見れば分かるんだけどなあ。モリカケ問題を追及しているというのに、ここにきて与党の支持率が回復しているじゃないの。国民はモリカケ問題の追及を期待していないどころか、そこばかりに固執する野党にうんざりしているんだよ。「国民の意見を代弁するならモリカケ問題を捨てろ」「政権がほしいなら政策の話をしろ」というのが正解。もう、時間つぶしの国会なら必要ない。誰にでも分かることだと思うんだけど、野党も韓国と同じで、そんなことにも気づいていないのかな?
* * *
ここ最近の国会にかなり失望してしまっている様子の高須院長。果たして、今の野党が高須院長をうならせるほどに与党を追い詰める日は来るのだろうか…。
【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。
昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子氏との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)など。最新刊は『炎上上等』(扶桑社新書)、『かっちゃんねる Yes! 高須 降臨!』(悟空出版)。