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2018.06.08 07:00  SAPIO

国境で密輸を取り締まる北朝鮮の担当者らに電話で聞いた本音

──中国からどのような品が密輸されているのか。

「中国からはテレビのほか、米や小麦粉、トウモロコシなどが国境を越えて来る。北朝鮮からは薬草や金属、銅、犬、ヤギ、豚などを中国に渡している。そんな密貿易を取り締まった」

──給料はどれくらい?

「月給はほとんどなく、3000ウォン(45円)くらい。それでは米1kgの値段にもならないので、密かに商売をしていた。鉄や薬草のようなものを中国に渡して、米や服などを輸入して販売した」

 シムさんは、密輸入を取り締まる仕事をしながら、党から月給を貰えず、自分が取り締まるはずの密輸で生活費を稼いでいたという。アイロニーと言わざるを得ないが、政権がそのようにさせているようなものだ。

●パク・スンミン/時事通信の元ソウル支局記者。長年、北朝鮮問題と韓国政治を取材。その間に平壌と開城工業団地、金剛山など北朝鮮の現地を5回ほど訪問取材。現在、韓国と日本のメディアに寄稿している。

※SAPIO2018年5・6月号

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