国内

英国留学の愛子さま、飛行機はお友達とご一緒にエコノミー

東宮御所で外国賓客と英語で懇談されることもある(撮影/JMPA)

「5月末に行われた1学期の中間テストも全教科受けられました。最近は欠席もなく、毎日お元気に登校されていると聞きます」

 宮内庁関係者は、愛子さまの近況をそう明かす。現在、愛子さまは学習院女子高等科の2年生。この夏、愛子さまは学校の短期留学プログラムを利用して、7月中旬から8月上旬までの約3週間、英ロンドンの名門・イートン校で学ばれるという。愛子さまにとっては、2006年、4才の時に雅子さまの療養に同行されたオランダ以来の海外訪問になる。イギリス王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子氏が解説する。

「イートン校は1440年に英国王ヘンリー6世が創設した寄宿制の男子校です。ウイリアム王子やヘンリー王子のほか、ロイヤルファミリーや貴族の子息も多く通い、エリザベス女王の住むウィンザー城も目と鼻の先です。

 私が以前訪れたときには、イケメン生徒ばかりなことに驚かされました(笑い)。愛子さまの留学時は夏休みですが、クラブ活動などのために学校に留まる生徒も多く、“ジェントルマンの卵たち”が愛子さまを迎えるはずです」

 プログラムは学習院女子の中3、高2、高3の希望者が対象で、参加者は毎年約40名。費用は60万円ほどで、現地滞在中には、午前中にグループワークを通してイギリスの歴史や文化を英語で学び、午後には大英博物館やストーンヘンジ、バッキンガム宮殿などに実際に足を運んでフィールドワークを行ったり、スポーツやゲームなどのアクティビティーを楽しむという。

「滞在中は寮生活を送ります。愛子さまも、同級生4~6人と同室で生活されることになります。寮では洗濯や掃除もすべて自分たちでやらなければなりません。愛子さまにとっては新鮮な経験になるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

 宮内庁職員の同行も必要最小限の人員に限られるという。

「往復の航空機は、お友達とご一緒にエコノミークラスに搭乗される予定です。一般人が愛子さまと同じ飛行機に乗り合わせることになると思います。皇族方は戸籍を持たないため、愛子さまは『外交旅券』という1往復限りの特別なパスポートを取得されます。お名前の欄には、アルファベットで〈プリンセス アイコ〉と綴られるそうです」(前出・宮内庁関係者)

 来年5月には、愛子さまは「天皇の娘」となられる。あくまで学問のための訪問とはいえ、イギリス王室としても、そんな立場の愛子さまが自国を訪問されていながら“ノータッチ”というわけにはいかないだろう。

「留学プログラムに支障のない範囲で、イギリス王室からお茶やお食事へのお招きを受けられるかもしれません。愛子さまは『天皇の孫』ですから、王室でのカウンターパートはエリザベス女王の孫に当たるウイリアム王子やヘンリー王子です。ご夫妻でそろって歓待されるかもしれません。愛子さまの英語力は相当なものだと聞きますから、初めての『皇室外交』を滞りなく果たされることでしょう」(皇室ジャーナリスト)

 愛子さまにとって、一生忘れられない夏がやってくる。

※女性セブン2018年6月21日号

関連記事

トピックス

ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
渡邊渚さん(撮影/藤本和典)
「私にとっての2025年の漢字は『出』です」 渡邊渚さんが綴る「新しい年にチャレンジしたこと」
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン