芸能

有働由美子アナのZERO起用で官邸との関係はどうなるか

『ZERO』決定も、早くも逆風?

 鳴り物入りでフリー転身を果たし、夜の報道番組のメインキャスターの座も手に入れた有働由美子アナ(49才)。

「これで高視聴率は確実」
「女性視聴者の数が跳ね上がるはず」
「ギャランティーはあの久米宏さん(73才)と同じクラスとか」

 世間の評価でいうと、有働アナの成功はまったく疑われていない。人気も実績も充分で死角なし──。しかし、ある報道番組のベテラン女性プロデューサーは、こう声をひそめて明かす。

「有働さん自身が危機感を持っていると思いますよ。たとえば、報道番組の経験値。たしかに、NHK時代に『おはよう日本』、『ニュース10』のメインキャスターを数年ずつやっているから、報道番組の経験はゼロではない。ただ、代表的な仕事といえば『あさイチ』MCや紅白歌合戦の司会。NHKで有働さんが輝けたのは、お堅いアナの中で、珍しくバラエティー力があったから。そういう意味では、報道キャスターとしての実力は未知数。ウチの局なら、バラエティー番組の司会はやれても、報道番組は難しい」

 不安要素は、報道キャスターとしての経験不足だけではない。ベテランから若手まで、個性豊かなアナウンサーがしのぎを削る「アナ戦国時代」の昨今、業界の中では、有働アナにはさまざまな「不穏な視線」が向けられている──。

 NHK開局以来の人気アナとされる有働アナは、3月末に27年間勤めた古巣を電撃的に退局すると、1か月も経たない4月末にくりぃむしちゅーやマツコ・デラックス(45才)が所属する芸能事務所に加入。そして、そのたったの1か月後、今年10月から報道番組『NEWS ZERO』(日本テレビ系)のメインキャスターになることが発表された。

「トントン拍子、という言い方がピッタリ。独立から事務所決定、帯番組のキャスター起用という一連の流れは、段取りがあまりによすぎる。少なくとも、彼女がNHK退局の意思を固めた昨年末ごろから水面下での交渉が進んでいたようです」(芸能関係者)

 半年がかりの「極秘交渉」では、事務所と日テレ上層部が“共同作業”で有働アナを口説いたという。

◆就任までのシナリオは…

「くりぃむしちゅーの上田晋也さん(48才)が日テレのニュース番組『Going! Sports&News』の司会をやっている関係で、事務所はいち早く“『ZERO』の村尾信尚さん(62才)が降板する可能性がある”という情報を掴んでいたのでは。そこで有働さんに接触、キャスター就任を持ちかけた。そんなシナリオだったと噂されています」(前出・芸能関係者)

関連記事

トピックス

上原多香子の近影が友人らのSNSで投稿されていた(写真は本人のSNSより)
《茶髪で缶ビールを片手に》42歳となった上原多香子、沖縄移住から3年“活動休止状態”の現在「事務所のHPから個人のプロフィールは消えて…」
NEWSポストセブン
ラオス語を学習される愛子さま(2025年11月10日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまご愛用の「レトロ可愛い」文房具が爆売れ》お誕生日で“やわらかピンク”ペンをお持ちに…「売り切れで買えない!」にメーカーが回答「出荷数は通常月の約10倍」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《10代少女らが被害に遭った“悪魔の館”写真公開》トランプ政権を悩ませる「エプスタイン事件」という亡霊と“黒い手帳”
NEWSポストセブン
「性的欲求を抑えられなかった」などと供述している団体職員・林信彦容疑者(53)
《保育園で女児に性的暴行疑い》〈(園児から)電話番号付きのチョコレートをもらった〉林信彦容疑者(53)が過去にしていた”ある発言”
NEWSポストセブン
『見えない死神』を上梓した東えりかさん(撮影:野崎慧嗣)
〈あなたの夫は、余命数週間〉原発不明がんで夫を亡くした書評家・東えりかさんが直面した「原因がわからない病」との闘い
NEWSポストセブン
テレ朝本社(共同通信社)
《テレビ朝日本社から転落》規制線とブルーシートで覆われた現場…テレ朝社員は「屋上には天気予報コーナーのスタッフらがいた時間帯だった」
NEWSポストセブン
62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまのラオスご訪問に「感謝いたします」》皇后雅子さま、62歳に ”お気に入りカラー”ライトブルーのセットアップで天皇陛下とリンクコーデ
NEWSポストセブン
竹内結子さんと中村獅童
《竹内結子さんとの愛息が20歳に…》再婚の中村獅童が家族揃ってテレビに出演、明かしていた揺れる胸中 “子どもたちにゆくゆくは説明したい”との思い
NEWSポストセブン
日本初の女性総理である高市早苗首相(AFP=時事)
《初出馬では“ミニスカ禁止”》高市早苗首相、「女を武器にしている」「体を売っても選挙に出たいか」批判を受けてもこだわった“自分流の華やかファッション”
NEWSポストセブン
「一般企業のスカウトマン」もトライアウトを受ける選手たちに熱視線
《ソニー生命、プルデンシャル生命も》プロ野球トライアウト会場に駆けつけた「一般企業のスカウトマン」 “戦力外選手”に声をかける理由
週刊ポスト
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン