また、開催時期や場所によって“プロアマの価値”は変わってくるという。
「女子の大会では、春先に沖縄で行なわれる『ダイキンオーキッド』や、夏の北海道でやる『明治カップ』などの大会では、招待客はアゴ足付きで大満足します。お盆に開催される『NEC軽井沢72』は、避暑に訪れている政財界の大物や人気タレントから参加希望が殺到することで知られている。
反対に、梅雨の最中の大会となると、招待客にとって魅力も下がるし、プロも出場を見合わせたりするので、目玉選手が少ない可能性も高くなる。なのでプロアマの価値も下がってしまう。そのため、協会は2年連続で同一大会を欠場した場合に罰金100万円を科すなどの制約を設け、スポンサーへの配慮を見せている」(ゴルフ誌記者)
◆ジャンボは“芸者”、中嶋は“教え魔”
プロアマ終了後には、表彰式を兼ねた前夜祭が開かれ、女子プロがドレスアップして参加する大会もある。そうした“接待の場”だからこそ、招待客に対して協会側が気を揉む場面は少なくないという。