「プロアマ競技はプロも含めた4人の打った球のうちベストボールを選んで進めていくチーム戦が主流。プロに真剣にやってもらわないとゲストも優勝できない。そのため、腕に自信のあるゲストが、身が入っていないプロを見て険悪になるケースは少なくない。
だからこそ、プロと招待客の相性を勘案することに苦心するわけです。プロにも、教えるタイプや盛り上げるタイプがいて、ジャンボ尾崎は横柄なイメージとは裏腹に、“社長~、ヘタだなぁ~”と場を盛り上げるのがうまい。中嶋常幸は“教え魔”として知られています。最適な組み合わせでラウンドしてもらい、終了後のパーティではお酒を交えてプロと談笑ができる。
要は、プロアマ戦は、“銀座接待”と同じようなもので、プロはホストやホステスの代わりとみることもできる。メインスポンサー企業の関係者のなかには、“プロアマさえ成功すれば、トーナメントにギャラリーが集まる、集まらないなんて二の次”と思っている人すらいる」(同前)
※週刊ポスト2018年6月29日号