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三遊亭圓丈 復活した「実験落語」で73歳の新作ネタ下ろし

2018.06.21 07:00

 音楽誌『BURRN!』編集長の広瀬和生氏は、1970年代からの落語ファンで、ほぼ毎日ナマの高座に接

 音楽誌『BURRN!』編集長の広瀬和生氏は、1970年代からの落語ファンで、ほぼ毎日ナマの高座に接している。広瀬氏の週刊ポスト連載「落語の目利き」より、73歳にして新作ネタ下ろしをした三遊亭圓丈について解説する。

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 5月1日、渋谷CBGKシブゲキ!!で「実験落語neo~10回目のシブヤ炎上~」を観た。1978年から1987年まで三遊亭圓丈が行なっていた新作落語の会「実験落語」の復活、との触れ込みで2016年6月に始まったのがこの「実験落語neo」で、レギュラー制ではなく圓丈以外の出演者は流動的。圓丈が3年ぶりにネタ下ろしをするのが今回の目玉で、他に昔昔亭桃太郎、春風亭百栄、春風亭一之輔、桂三度らが出演。

 トップバッターは元ピン芸人の世界のナベアツ、2011年に桂三枝(現・六代目文枝)に入門した桂三度。演じた『心と心』はコンビニ強盗ネタのドタバタで、内容は他愛ないが、上方落語の「小拍子を叩いて場面転換を表現する」という手法をテーマにしているところがミソ。

 二番手の百栄は、二ツ目の春風亭栄助(百栄の前名)が、後輩の一之輔の代演で久々に出してもらった上野鈴本で、耳元で囁く新作の悪魔と古典のお遣い姫に振り回されて「新作か古典か」とネタ選びに迷う『天使と悪魔』。何度聴いても新鮮に笑える百栄の代表作だ。自分が新作に手を染めるきっかけを作った男を呪って叫ぶ「畜生、三遊亭圓丈め!」、新作の悪魔が栄助に浴びせる「鈴本のお席亭は春風亭は春風亭でも一之輔に夢中なんだよ!」といった台詞は今日ここで聴くと一層可笑しい。

 続いては桃太郎が師匠の春風亭柳昇から受け継いだ『カラオケ病院』。「ルイジアナ・ママ」の熱唱では楽屋から出演者が総出で踊りまくる。

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