ミケルソンは、デーリーとは対照的に穏やかな優等生タイプの選手だが、今回の舞台となったシネコックヒルズGC(ニューヨーク州)は、カッとなってもおかしくないほど難度の高いセッティングだったのも確かだ。松山英樹も3日目に2度も4パットを叩いた。元『パーゴルフ』編集長でジャーナリストの角田満弘氏はこうみる。
「ラウンド後には計算づくの行為だったようにコメントしましたが、実際はつい頭に血がのぼってしまったということでしょう。あれほど実績のある選手にはやってほしくなかったですが」
冷静さを取り戻した(?)ミケルソンは、デーリーの“援護射撃”をどう捉えたのだろうか。
※週刊ポスト2018年7月6日号