「さらにここにきて、韓国と北朝鮮は竹島の領有権を一緒になって主張し、“南北融和の象徴”として国際社会にしきりにアピールしている」(元朝日新聞ソウル特派員・前川惠司氏)
南北首脳会談(4月27日)の晩餐会のデザートのマンゴームースには、竹島が含まれた朝鮮半島の地図を描いたチョコレートプレートが乗せられ、文在寅・大統領と金正恩が一緒にそれを食べたのが“反日共闘”の始まりだ。
韓国は米韓合同軍事演習が中止になると、代わりに6月18日から「外部勢力の侵入阻止」を掲げて竹島周辺で韓国軍の訓練を実施。北の脅威が緩和されたと見るや“仮想敵”を日本に露骨に変えてみせたのだ。
さらに南北は8月にインドネシアで開かれるアジア大会の開会式に朝鮮半島と竹島を描いた「統一旗」を掲げて合同入場行進することでも合意した。
両国は竹島が「朝鮮固有の領土」という歴史認識で絆を強めようとしている。だからこそ、日朝首脳会談で竹島を持ち出すことは外交上、大きな意味を持ち得る。
◆韓国の「嘘」がついにバレる
前出の五味氏が指摘する。