私自身も周囲の港区女子もそうであるが、女性にはホルモンバランスによる周期がある。そのタイミングや色々な状況がマッチした時に、突然相手に恋心が芽生えることはありうるのである。
くじら氏もテレビで「フラれ慣れた存在になれば、楽になる。そこからも伝え続ける。フラれてからが本番」みたいなことを言っていた。「フリやすい存在」はたしかに貴重なのだ。いやよいやよも好きのうちではないが、イヤと言っているうちに、それでも「好き」と言われ続ける関係性に居心地の良さを感じてしまう女性は思っている以上に多い。
食うか食われるか、弱肉強食の港区飲み会界隈において、「何回断っても涼しい顔でデートに誘うハイスペ」は結構いて、かわしているうちに女性側がハマるパターンは多いのである。断られても断られても、雨にも負けず風にも負けず、愛を伝え続ける。もちろんストーカーではいけないが、「ただしイケメンに限る」というわけでもない(ケースもある)。
結局、メンタルアスリート、メンタルハイスペこそ勝者になりうるのかもしれない。だからくじら氏は「世の中には、誰とでも幸せになれる人と、誰といても幸せになれない人の二通りしかいない」というのであろう。
港区女子がハイスペをつかまえようという際にも、こんな男性と付き合いたいと決めたら、何があろうと目標に向かってブレない港区女子は成功するし、「好きだけど……でも……周りに美人な女の子は多いし、遊んでそう」なんて余計なことを気にしている子は、“港区女子訓練生”で終わる。
くじら氏はメンタルハイスペだ。彼の哲学にはほれぼれする。私はくじら氏に会ってみたいとさえ思う。