高須:お金を送っただけだと、チームまで届かずに、誰かが着服してしまうかもしれないからね。東京五輪であれば、直接お金を渡せるチャンスもありそうだから、支援もしやすいな。現金を持って応援に行きたいね(笑い)。
──日本代表も健闘しています。
高須:普段はそこまでサッカーは見ないけど、国と国との戦いとなると、やっぱり興奮してしまうね。ワールドカップというものは、母国を代表して戦うアスリートを応援する喜びを実感できる貴重な機会なんだよ。愛国心を歌に乗せただけで文句を言われるような世の中のほうが間違っていると思うよ。
──RADWIMPSの『HINOMARU』が「軍歌のようだ」と批判されるという出来事がありました。
高須:愛国的な内容の曲が批判されていると聞いて、てっきり右翼団体の人たちが意見しているのかと思ったんだけどね。「その言葉遣いは正確ではない」とか、「英霊という言葉はこういうふうに使うべきだよ」とか、真面目な右翼の人々が丁寧に教えているのかと思いきや、左寄りの人がただ単に「愛国的だ」「軍歌のようだ」と批判していると聞いて、なんとまあ薄っぺらい話なのかと嘆かわしくなったね。作者の真意はどうでもよくて、「軍歌のような言葉を使った」ということで批判されるとは、あまりにも稚拙だと思ってしまった。
この件で思い出したのは、旭日旗を差別的なものだとして排除しようとする人々のこと。韓国では旭日旗を“戦犯旗”などと表現するらしいけど、なんともよくわからない言葉だ。単純に“軍旗”でいいじゃないか。いまだって陸上自衛隊と海上自衛隊で使われている立派な旗であって、歴史的に問題があるものではないことは自明。ただただ日本を叩くためのネタを探してきて捏造しているだけであって、まったく意味がない批判なんだよ。「軍歌のような曲だ」という理由だけでバッシングするのもそれと同じ。ただ保守的なものを批判したいという大前提があって、そこにたまたま『HINOMARU』という曲が引っかかってしまっただけ。ナンセンスだよ。
愛国心を批判する人たちは、どういう気持ちでワールドカップを見ているんだろうね。まさか日本に負けてほしいと思って見ているんじゃないだろうか…。仮に日本以外のどこかの国を応援しているとしても、日本を応援する気持ちを邪魔するのだけはやめていただきたいね。
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愛国心を見せることすらままならない世の中を憂える高須院長。2020年の東京五輪では、高須院長と一緒に日本チームはもちろん、ナイジェリアチームも応援しましょう!
【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。
昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子氏との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、『かっちゃんねる Yes! 高須 降臨!』(悟空出版)など。最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)。