通称「イスラム通り」を歩けば異国に放り込まれた錯覚に陥る


 どうして彼らは大久保を選ぶのだろうか?

 総武線の大久保駅に近い高架脇にあるベトナム風サンドイッチ(バインミー)専門店「バミ オイシー」。故郷の味を懐かしむベトナム人留学生で賑わいを見せている。店主のチュオンさんは留学生として来日し、3年前に店を開いた。

「いろいろな人種が集まる大久保は刺激的で住み易いです。ベトナムにも日系企業が多く進出していて仕事もあるけど、稼ぐなら日本に来たほうがいいです。これからも日本に住み続けようと思っています」

 チュオンさんのようなジャパニーズ・ドリームを抱く外国人にとって、大久保は第一歩を踏み出すのに相応しい場所のようだ。

◆商店街事務局長は何を考えるか

 在日ネパール人向けのフリーペーパーを発行するティラク・マッラさんは日本在住歴20年を超える東京のネパール人コミュニティの重鎮だ。新聞以外にネパールレストランも経営しており実業家の顔を持つ。マッラさんに話を聞いた。

「日本にネパール人が増えたのは2008年頃からです。現在は日本に7万人以上、新宿区だけでも約3800人が住んでいます。ネパールの若者の多くは海外で生活したいという夢を持っています。アメリカ、イギリス、オーストラリアと並び日本も人気があります。留学で日本に来て、その後に親や兄弟などを呼び寄せているのが人口増加の理由だと思います」

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