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ネパール人とベトナム人が急増 彼らが「大久保」を選ぶ理由

ネパールレストランで毎週のように開かれるパーティ

 東京・新宿区大久保1丁目は、20歳の87%が外国人という超国際都市になっている。JR新大久保駅周辺にできた“人種のるつぼ”を報道カメラマンの横田徹氏がルポする。

 * * *
 国内有数のコリアンタウンとして知られる新宿区大久保界隈で、ある変化が起きている。

 新大久保駅の改札を出ると、アジア系、中東系、アフリカ系と様々な人種が行き交う光景にまず驚く。街を東西に貫く大久保通りや裏通りの雑居ビルは、様々な国の言葉で書かれた看板で埋め尽くされている。

 駅に近い通称“イスラム通り”には、スパイスやイスラム教徒向けのハラルフードを扱う食材店や、サリーなどの民族衣装を売るブティックのほか、モスクもある。多文化がぶつかり合い、その混沌が生み出す独特の活気に満ちたこの雰囲気は、長年、東南アジアや中東で過ごした私にとって居心地が良く感じる。

 そんな大久保で最近、急増している2大勢力がネパール人とベトナム人だ。

 言葉も文化も異なる外国人と、この街で生活する日本人との間で軋轢はないのか。母国に比べて物価の高い日本で職にありつけずに困窮し、犯罪に手を染める者もいるのではないかそんな心配が頭をよぎる。

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