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2018.07.13 16:00  週刊ポスト

愛犬・愛猫の「命の値段は60万円」判決は妥当か不当か

 前出の裁判を起こした63歳女性は言う。

「裁判の際、医療ミスをした獣医側の弁護士に『減価償却されて、購入した時の価値はない』と言われたときは本当にショックでした。一日一日愛情が深まって、ますますかけがえのない存在になっていくのがペットなのに……」

 ただし、以前に比べればペットの慰謝料についての考え方は変わりつつある。1999年の法改正でペットはコンパニオン・アニマル、すなわち「“伴侶”となり得る感情のある動物」とされ、飼い主の精神的ダメージに対する慰謝料が手厚くなった。渋谷氏はこう話す。

「飼い主がどれだけ飼い犬や飼い猫を可愛がっていたかが、より重視されるようになった。裁判所も飼い主の気持ちを配慮するようになり、慰謝料の額も昔に比べれば上がってきています。判決を見ると、以前は3万~5万円の判決が主でしたが、10数年前からは20万~30万円が慰謝料の相場として定着している」

◆陳述書で“上乗せ”

 飼い主が陳述書を提出すれば、「上乗せ」されるケースもあるという。

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