ライフ

外資系コンサル男が合コンで「ファクト整理」したがった理由

その一言で、場は凍った(写真はイメージ)

 AI(人工知能)が進化する時代の中では、「人間らしさ」が重要になると言われる。では、それはどんな能力なのか──『2020年人工知能時代 僕たちの幸せな働き方』著者でワークスタイルクリエイターの藤野貴教氏が、外資系コンサルタントが合コンで“やらかした”エピソードから読み解く。

 * * *
 コンサルタントの仕事は、事実を分析して、問題を発見し、解決策を提案するということ。単純作業はAIに代替できても、そうした高度で複雑な仕事はまだまだ人間が行わなければならないと言えます。しかし、あまりに頭がよすぎると、「人間らしさ」から離れてしまうのかもしれない──そう考えさせられるエピソードがあります。

 外資系コンサルタントの鈴木さん(仮名。20代後半男性)は、東大院卒でロジカルシンキングを得意とし、「そもそも」が口癖。仕事中は、「鈴木が語ると突っ込むすきがない」と言われるくらいコンサルっぽいコンサルでした。

 そんな鈴木さんがコンサル同期と行った合コン。びしっとしたストライプのスーツに、高そうな革カバンというスタイルで決めた鈴木さんは、待ち合わせ場所のバーに30分遅れで現れました。自己紹介もそこそこに、女の子たちに一言かまします。

「どうも。今日はグローバルとテレカンがあったので、ちょっと英語が混ざるかもしれないけど、そんな感じでよろしく」

 その場に居合わせた友人曰く、ほぼ、このままのセリフだったそうです。補足しておくと、海外との電話会議(テレフォンカンファレンス)があったという意味です。僕はこれを聞いて背筋が凍りました。もし自分が男性側で参加していたら、フォローするのに胃が痛くなりそうです。

関連記事

トピックス

今季のナ・リーグ最優秀選手(MVP)に満票で選出され史上初の快挙を成し遂げた大谷翔平、妻の真美子さん(時事通信フォト)
《なぜ真美子さんにキスしないのか》大谷翔平、MVP受賞の瞬間に見せた動きに海外ファンが違和感を持つ理由【海外メディアが指摘】
NEWSポストセブン
国仲涼子が語る“46歳の現在地”とは
【朝ドラ『ちゅらさん』から24年】国仲涼子が語る“46歳の現在地”「しわだって、それは増えます」 肩肘張らない考え方ができる転機になった子育てと出会い
NEWSポストセブン
柄本時生と前妻・入来茉里(左/公式YouTubeチャンネルより、右/Instagramより)
《さとうほなみと再婚》前妻・入来茉里は離婚後に卵子凍結を公表…柄本時生の活躍の裏で抱えていた“複雑な感情” 久々のグラビア挑戦の背景
NEWSポストセブン
インフルエンサーの景井ひなが愛犬を巡り裁判トラブルを抱えていた(Instagramより)
《「愛犬・もち太くん」はどっちの子?》フォロワー1000万人TikToker 景井ひなが”元同居人“と“裁判トラブル”、法廷では「毎日モラハラを受けた」という主張も
NEWSポストセブン
兵庫県知事選挙が告示され、第一声を上げる政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏。2024年10月31日(時事通信フォト)
NHK党・立花孝志容疑者、14年前”無名”の取材者として会見に姿を見せていた「変わった人が来るらしい」と噂に マイクを持って語ったこと
NEWSポストセブン
千葉ロッテの新監督に就任したサブロー氏(時事通信フォト)
ロッテ新監督・サブロー氏を支える『1ヶ月1万円生活』で脚光浴びた元アイドル妻の“茶髪美白”の現在
NEWSポストセブン
ロサンゼルスから帰国したKing&Princeの永瀬廉
《寒いのに素足にサンダルで…》キンプリ・永瀬廉、“全身ブラック”姿で羽田空港に降り立ち周囲騒然【紅白出場へ】
NEWSポストセブン
騒動から約2ヶ月が経過
《「もう二度と行かねえ」投稿から2ヶ月》埼玉県の人気ラーメン店が“炎上”…店主が明かした投稿者A氏への“本音”と現在「客足は変わっていません」
NEWSポストセブン
自宅前には花が手向けられていた(本人のインスタグラムより)
「『子どもは旦那さんに任せましょう』と警察から言われたと…」車椅子インフルエンサー・鈴木沙月容疑者の知人が明かした「犯行前日のSOS」とは《親権めぐり0歳児刺殺》
NEWSポストセブン
10月31日、イベントに参加していた小栗旬
深夜の港区に“とんでもないヒゲの山田孝之”が…イベント打ち上げで小栗旬、三浦翔平らに囲まれた意外な「最年少女性」の存在《「赤西軍団」の一部が集結》
NEWSポストセブン
スシローで起きたある配信者の迷惑行為が問題視されている(HP/読者提供)
《全身タトゥー男がガリ直食い》迷惑配信でスシローに警察が出動 運営元は「警察にご相談したことも事実です」
NEWSポストセブン
「武蔵陵墓地」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月10日、JMPA)
《初の外国公式訪問を報告》愛子さまの参拝スタイルは美智子さまから“受け継がれた”エレガントなケープデザイン スタンドカラーでシャープな印象に
NEWSポストセブン