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美白のビーチバレー選手に「日焼け対策」を聞いてみた

美白でも知られる幅口絵里香選手(左、時事通信フォト)

 夏本番、レジャーやスポーツなどで外へ出かける機会も増える季節です。暑さだけでなく、日差しの強さも気になります。適度な日焼けなら健康的ですが、まるでやけどのようになったり、皮膚に炎症が起きたりといったトラブルもたびたび起きています。スポーツライターの小野哲史さんが、健康的に日焼けした肌のイメージが強いビーチバレー選手や、野外での活動が多いスポーツ関係者が行っている日焼け対策について、レポートします。

 * * *
 スポーツ愛好家にとって、この時期、熱中症とともに気になるのが、「日焼け」ではないでしょうか。小麦色に焼けた肌は、引き締まって健康的に見えるイメージがあります。スポーツをしている人であれば、「肌が焼けて色が黒い=一生懸命トレーニングをしている人、本格的に取り組んでいる上手い人・強い人」と考えるかもしれません。もちろん、肌の黒さとスポーツの実力やレベルに、関連性は何ひとつありません。

 骨を作るカルシウムの吸収や代謝に重要な役割を果たすビタミンDは、太陽光を浴びることで生成されます。適度な日光浴が身体に良いとされているのは、そうした働きに加え、精神的なリラックスをもたらす面もあるからです。

 ところが近年は、直射日光を長時間に渡って浴び続けることは、身体に多くの悪影響を及ぼすとして、有害性の方が強く叫ばれています。とくにギラギラと強い陽射しが照りつける夏に屋外でスポーツを楽しむとなると、よほどの日焼け対策や高い意識が必要になってきます。

 炎天下の屋外で行うスポーツの中で、日焼けと密接に関わる代表的な競技と言えば、ビーチバレーが挙げられます。公益財団法人日本バレーボール協会では、公式ホームページ上でビーチバレープレーヤーに向け、「紫外線による皮膚障害」として、以下のような注意勧告と対策の推進を行っています。

「急激に日焼けすると、いわゆる『やけど』になってしまいます。軽ければ紅斑(皮膚が真っ赤になる)や腫脹(はれ上がる)ですみますが、ひどいと水泡(水ぶくれ)さらにはびらん(ただれ)になってしまいます。<中略>灼熱感を伴い、痛みが強く出るとプレーの障害になり、頭痛、発熱、悪寒、嘔気、食欲不振、不眠などの症状に陥ることもあります。

 ビーチバレーボールのプレーヤーには、日焼けはつきものであるがゆえに上手に灼く、必要以上に灼かない予防が大切です。公式試合では服装が、水着ないしはタンクトップとショートパンツ(男子は上半身裸でもよい)と規定されており、皮膚の露出部が多いので日焼け止め剤の使用を勧めます。練習時やインターバルには吸湿性、吸水性、通気性、遮光性のよい被服をまめに着るようにしましょう」

 ビーチバレーの国内トップレベルで活躍する幅口絵里香選手(株式会社オーイング所属)は、トップ選手の中では比較的肌が焼けていないタイプで、プレーの実力もさることながら、その”美白”に注目が集まったこともあります。幅口選手は「肌があまり強くないので、一気に焼くと、水ぶくれになってしまう」ことから、日頃から肌のケアには気を遣っているそうです。

「ビーチバレーは、1試合にかかる試合は45分前後ですが、普段の練習は2、3時間行っています。練習はほぼ毎日ですから、何もケアしないわけにはいきません。練習のときは薄地の長袖シャツを着るようにしています。あとは一般的な対策になりますが、練習前や試合前は日焼け止めクリームをしっかり塗るということですね」

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